https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220712/4060014019.html
より転載
密閉された段ボール箱に11匹の猫 山口市
11日、捨て猫の保護活動をしている山口市の旅館の近くに、密閉された段ボール箱に入れられた11匹の猫が捨てられているのが見つかり、旅館が新たな飼い主を探すことにしています。
11日朝6時ごろ、山口市阿知須の「てしま旅館」の前の路上に、「子猫がいます」という紙が貼られた5箱の段ボール箱と、キャットフードが置かれているのを近くに住む人が見つけました。
段ボール箱はガムテープで密閉されていて、旅館の関係者が開けたところ、中に4匹の大人の猫と7匹の子猫が入っていたということです。
箱を開けた際に、大人の猫1匹が逃げ出して行方がわからなくなっていて、残る10匹については、社長が隣接する自宅で保護しています。
この旅館では、6年前から施設の中庭をシェルターにして、捨て猫を保護する活動を続けていますが、毎年のように捨てられる猫がいて、シェルターは満室状態だということです。
動物病院で検査したところ、猫たちはいずれも健康で、今週17日に、予約制で新たな飼い主を探す譲渡会を開くことにしています。
連絡先は0836ー65ー2248です。
「てしま旅館」の手島英樹社長は、「ショックでした。ペットを捨てるのは完全に犯罪だということは認識してもらいたい。新しく猫を迎えたいという人がいたらぜひ来てもらいたい」と話しています。