エースの条件 (昭和44年 少年キング)
主人公・堂島剛はガジ監督率いる朝陽高校の左投手。同じ一年生ピッチャーで理事長を父に持つ広部とエースの座を争う。多額の寄付金にものを言わせやりたい放題の広部、片や借金を作った父を持ち、自分も働きに出なければならず、定時制に編入して工場で働く剛。そんな彼は家族と親友に助けられながら、ネギ先生から野球を教えられ成長していく。ところが、鉱山に働きに行っていた父が落盤事故に巻き込まれ、死ぬ直前の同僚からその家族に託された財布をあずかり、家族を思うが為、自分の家族に5万円を送金してしまい、火事場泥棒として刑務所入りとなる。野球部はこの騒動でゴタゴタ。そんな矢先に剛は工場で左肩を痛める。バラバラとなったチームのため、剛は「右」投手とし地区予選に出場。そんな剛のもとにチームメイトが帰ってきた。ある日、剛は電気屋のテレビで阪神戦を見る。エース村山の投げる中、若きエース江夏が抑えでスタンバイ。2人のエース?エースってなんだ?そう思う剛にネギ先生がこう語る。「ピンチに立った時に必要なものは、技術ばかりでなく経験とナインの信頼。びくとも動じない根性じゃ。江夏は村山のもと真のエースになっていく。」技術では広部に1枚劣ると悟った剛は、自分だけの持ち味として、スイッチピッチャーとしてやっていくことを決意。フォアザチームの剛とキャッチャーのサインすら無視する広部の2枚看板を持つ朝陽高校は地区予選を戦う。途中、母の交通事故死、金がらみの騒動と、ドロドロの花登ドラマを展開しながら、ついに剛は夏の甲子園の舞台に立つ。その後の剛は『アパッチ野球軍』で再登場。久々です。編集の仕方忘れちゃったい(笑)少年キング連載のエースの条件。これはヒットコミックスのものですが、他にひばり書房からも出ています。内容は一緒なんですが、4巻のみ、コミックスのサブタイトルが違っています。ヒットコミックスの方は「非涙のマウンド」、ひばりの方は「スカウト」となっています。何故かは・・・知りません(笑)今回は若干レアな方のヒットコミックス版を載せてみました。さて、この記事の後、またしばらく冬眠します。次はドカベンなんですが、画像を取り込んでいないので・・・。やっぱり、ドカベン(高校編)は、思い入れが深いので、数回に分けていきたいと思っています。ざっくりと7冊前後で合計6回ほど、ドカベンをやりたいと思っていますが、スキャナーで取り込む時間が中々作れず・・・。では、いつかまた。