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こんばんは、お元気ですか?
ミステリー調のタイトルでございます。 少し前の出来事なんですが、金曜日の夕方、携帯に電話がかかってきました。 「ハイハイハイ・・・・」 携帯電話の画面を見た私は、「ん?・・・まっ、まさか?」 みなさん、ご存じとは思いますが、携帯電話には、相手を登録してある場合、誰から電話が来たかわかるようになってますね。 電話は、数ヶ月前に亡くなった、友人からかかってきたのでした。 彼とは、8歳のときからのつきあいで、私にとっては比類無き親友でした。 必ず金曜日の夕方に電話をよこし、「今晩、飲みに行こう」と誘いをかけてきます。 強靱な男でしたが、癌には勝てず、若くして亡くなったのです。 「そんな、バカな・・??」 「何か、思い残したことでもあったのだろうか?」 「霊界から、携帯電話ってつながるのかな・・」 ディスプレイは、はっきりと、彼の名前を表示しています。 おそるおそる、電話に出ました。 「もしもし? もしもし?」 ちょっと間をおき、「驚いたぁー?」と、女性の声。 「はぁ? どおして、誰?」 「私よ、私、○子よ、」声の正体は、彼の姉でした。 話の内容は、彼の忍ぶ会を開きたいので、私に幹事をやって欲しいという依頼でした。 彼の携帯電話は、私らへ連絡をとるため、葬式後も、姉が引き継いで管理していた ようです。 本当に、驚きました。 その後、わかっていても、電話がかかってくるたびに、ドキッとします。 「もしかしたら?・・・今度こそ?」 ヤツからの電話を、本当は期待してるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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