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カテゴリ:世間話
こんばんは、もう、気づいていらっしゃる方もおられるでしょうけど、ブロ友の方が、急性骨髄性白血病になってしまいました。
励ましたいけど、生存率はかなり低い病気です。 うそはつきたくありません。 と、言いますのも、つい数年前、30年来の友人を、膵臓癌で失ったばかり・・・ 彼とは少年柔道で出会い、喧嘩は負け知らず。 受験、初恋、就職、結婚・・・ 人生のほとんどを共有してきました。 その、奴が「癌」です。 最初は頑張れと言い、病気何かに負けるな・・・と、いきがっておりました。 奴も、並な人間じゃなかったので、手術後、リハビリと称して、病院を抜け出し、酒を飲みに行き、餃子を食べ、ニンニク入りのラーメンを病院に持ち込みました。 しかし、病状は悪化。 私は、幼子のいる彼に「頑張れ」としか言えませんでした。 奴の苦労を知るために、私は健康でしたけど、抗ガン剤を自分に注射し、一緒に試してみました。 モルヒネも、自分で自分に打って、一緒に試してみました。 ものすごい悪寒や嘔吐、自分で自分に注射を打つ恐怖・・・ 健康な自分の中で、抗ガン剤がどんどん自分の細胞を殺しているようです。 髪の毛は抜けませんでしたけど、血圧は下がるわ、吐き気は止まらないわ、それは、苦しい経験・・・ しかし、「大丈夫、問題ない、俺も同じ注射してみたけど、、ほーーら、この通り・・」 無理無茶して、自分で、確かめたうえ、彼に「頑張れ」と言いましたけど、 約2年の闘病生活・・・ 最後には、彼に、「もう、勘弁してくれ・・・頑張れない」 と、言われ、私も「もう、十分に頑張ったよ、もう、いいよ」 と、言ってしまいました。 健康な私が、もう、頑張れない。 まして、ガンと闘っている彼の消耗度は計り知れません。 私自身、もう、抗ガン剤を打つ気になれません。 もう、たくさんでした。 奴の自宅で一時帰宅、宅配の寿司を取り、ビール1本、ドンペリ(最高級のシャンパンですよ)一口、さすがの私も、抗ガン剤のせいで、お酒が飲めませんでした。 数日後、再び入院した奴は、「お疲れ 」 この言葉を最後に、息を引き取りました。 私も、「本当にお疲れ・・・よーーく、頑張ったよ」 「俺も、もう頑張れない、疲れたよ・・・お疲れ」 これが、別れでした。 私たちは、風邪でも、寝れば次の日に今日よりは良くなる・・・ しかし、病人は、今日より明日、明日よりあさって、より辛くなる・・・ この違い、うかつに「頑張れ」とは、言えないのです。 私のたった一つの後悔・・・ 「頑張れ 」じゃなくて「きれいに死なせてやるよ」 これが、言えなかったことです。 何故、「死」を素直に受け止められなかったのか? どうして、彼に、「死」」の準備をさせられなかったのか? 本当に後悔します。 「まーーかせろよ、きれいに死なせてやる」 「安心して、あの世に行け」 何故、彼に、安心・安住・安らぎを与えられなかったのか? 「頑張れ」・・・この苦しみの選択しか言えなかった自分が、今でも悔しいです。 今、最高に悩んでいます。 どうすれば、良いのでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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