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カテゴリ:ウォーターライフシステム
みなさん、こんにちは、お元気でしょうか。
私は、ちょいと疲れ気味ですが、まぁ、元気です。 さて、前にご紹介した、アメリカでの打ち合わせの報告です。 私は今回、行きませんでしたが、G&Fの代表と桐蔭横浜大学の教授らが、アメリカに渡り、ウォーター・ライフ・システムの説明をしてきました。 アメリカ・ネバダ州はラスベガスで有名ですが、今、大変な水不足に陥っています。 生活用水はもとより、何より深刻なのは農業用水。 食料となる小麦畑の、作付け面積が年々、減少を余儀なくされています。 ネバダ州とアリゾナ州を分ける、コロラド川上流にあるフーバーダム。 満水で約400億トンも、貯水できるんです。 日本中のダムを全部合わせても、約250億トン・・・ やっぱりアメリカは、スケールが違いますよね。 しかし、白い岩肌の部分・・・わかります? 水が無いんです。 なんと、水位が約40M近く、下がっているんです。 40メートルですよ! 日本のダムなら、底が見えているでしょう。 もう、何年も、水位が回復する事が無く、水は減り続けています。 雨量が少なくなったわけではありません。 取水量が年々増え続けているので、水の供給が追いつかないのです。 このまま行くと、雄大なコロラド川は、ただの小川になり、中国の黄河のように無くなってしまうことになります。 中国の黄河は、断流といって、ところどころ川が消え、荒野になってしまっています。 あの、有名な黄河が消えてしまうくらいですから、水不足は、世界中で、深刻な問題になりつつあります。 ゴルフ場もごらんの通り。 これ、砂漠の中じゃないんです。 本来、緑豊かなネバダ州の中にあるゴルフ場なんですが、政府の政策で、グリーン(コース)以外の芝は、はがされてしまったんです。 樹木も抜かれ、地肌がむきだしになったまま。 隣のコースが丸見え、森林越えも無し、気分がでないでしょうねぇ・・・ もちろん、住まいや公園の芝も、節水のため、今ははがされているんですよ。 芝は、結構、水を使うんです。 車を洗いながら、庭の芝にホースで、ジャージャー水をまく・・・ こんな優雅な生活も、もう、過去の姿になりました。 アメリカでは、ガーデニングもできないようです。 貴重な「水」は、飲用、農業用、工業用と、生きていく為に必要な分だけしか使えなくなってしまっています。 G&F社のウォーター・ライフ・システムは、世界初の地下節水潅漑のシステムです。 今までの水やりは、地表からジョーロやホース、スプリンクラーで水をまきます。 そうしますと、植物が水を使う以外に、地中にしみこんでしまう、あるいは、地表から蒸散・蒸発してしまい、状況によっては、水の90%が無駄になってしまいます。 無尽蔵と思われていた水も、大規模農業の発展と共に有限であることがわかってきました。 ウォーター・ライフ・システムでは、あらかじめ設置した地下パイプとセラミックを使い、 しかも、水の表面張力、重力、負圧といった、自然界の力だけを利用し、地中で、水のやりとりをします。 そのため、地中への浸透や、地表からの蒸発が無く、植物が使う分だけの水を供給することができるんです。 通常の約10分の1の水で、植物を育てることができます。 画期的でしょ! 詳しくは、G&Fのホームページを見て下さいね。 来年より、ネバダ大学と共同で、実証テスト及び研究が始まります。 アメリカの風土でどういう活躍をするか、様々なデータを収集します。 もちろん、自信はありますよ。 すでに、UAEの砂漠で、トマトやキャベツ、コシヒカリまで育てた実績があります。 きっと、アメリカの水不足に貢献できると思います。 舞台は世界へ・・・ でも、私、飛行機が苦手なんです。 アメリカには、正直、行きたくないなぁ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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