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カテゴリ:ゴーヤ
こんばんは、お元気でしょうか?
毎年、12月まで収穫できる我が家のゴーヤ君。 数日前の木枯らしで、ついに、4号、5号君も枯れ始めました。 葉っぱはシワシワ、新芽もダラリ・・・ あきらめて、撤収です。 わかりにくいかも知れませんが、ゴーヤのツルがてんこ盛り。 当分腐葉土には、苦労しなさそうです。 暇を見ては、切り刻みます。 さて、タイトルの「情けは人の為ならず」ですが、 先週の話し。 お客さんの工場で、冬の寒さをしのぐため、天井にシートをかけたかったんです。 別に、私のことでは無いのですが、仲の良いお客さんなので、 「じゃあ、手伝いましょう」と言うことになったんです。 しかし、工場の天井は高く、軽く7、8メートルはあります。 しかも、足場は悪く、狭くてゴチャゴチャ。 脚立はあるのですが、開けそうにありません。 「ハシゴはないの?」 「無いんですよ。」 「3段に、伸びるヤツがあると便利なのに・・・」 「このために買うのも、高いしねぇ。」 伸縮自在のハシゴって、10~20万円もするんですよ。 「そうだ、○○にあるかもしれないから、借りてきて上げましょう」 結局、私が借りてくることになったんですが・・・ 残念、そこも、持っていなかったんです。 「せっかく来てもらったけど、うちには無いんですよ。」 「そうですか、困ったなぁ・・・」 「何に、使うの?」 「いや、知り合いの工場で、ちょっと高所作業をしたいもので。」 「・・・・・」 「ありがとうございます。他をあたってみます。」 と、いうこになったんです。 そうしたら、次の日・・・ 朝から携帯が鳴りっぱなし。 「アンクルさん、困ってるんだって?」 「アンクルさん、なんで、うちに言ってくれないの?」 「○○さんから聞いたけど、何があったの?」 「水臭いなぁ、どうして真っ先に言ってくれないの?」 何が起きたのか、あちらこちらからの応援の電話。 「いや、私のことじゃないんですよ。ちょっと知り合いのために・・・」 「でも、アンクルさんの大事な人なんでしょ? 一肌脱ぐよ」 ありがたいやら、困ったことやら、お断りが大変な事態になってしまいました。 伸縮性といっても、ハシゴは運ぶのも大変。 で、一番近くの知り合いのところに行ったのですが、 「じゃ、行こうか。」 「はぁ?」 「ハシゴ借りにさっ。」 「えっ?」 「うちにはないから、一緒に借りに行こう。」 なんか、とっても大事(おおごと)になってきました。 ついた先は、ビルメンテナンスの会社。 「後輩が、課長をやってるから。」 「なんか、大事になってすみません。」 「なに言ってんの、いつも助けてもらってるお返しだから。」 「この人、アンクルさんって言うんだけど、私の恩人というか友達っていうか、すごく助けてもらってるんですよ。ハシゴがなくて困ってるって言うから、相談に乗ってくれない?」 この言葉を聞いたとき、なんか、ジワーっと来てしまいました。 日頃は、バカを言い合って、おつき合いしてるのに、心の中では、ものすごく大切にしてくれているようです。 いろいろな方に、その人のことを思い、仕事以外のおつき合いをしてきましたが、こういう場で、「恩人」などと紹介されると、改めて感動します。 「先輩の恩人なら、何でもしますよ・・さぁ、いくらでも・・」 さすが、ビルメンテの会社。 ハシゴがよりどりみどり。 しかも、トラックに運転手付きで、現場まで運んで頂いちゃいました。 ハシゴひとつ借りるのに、何十人の人間が動いてくれたのでしょう? たくさんの「情け」が、回り回って来てくれました。 「情けは人の為ならず」あるいは、 「人は城、人は生け垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」 いつも貧乏くじばかりひいて、見返りを求めない無償奉仕の嵐(笑) そう思っていたのですが、感動しました。 何気ない日常でも、一生懸命生きること、思いやりを持って人を大切にすること、大事なんですね。 人間いつまでたっても、勉強だぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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