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カテゴリ:世間話
みなさん、こんばんは・・・
例の「悪夢」の件ですが、悩みましたが、ご報告致します。 アンクルガーデナーのイメージが、大きく狂うかも知れませんが、ほとんど、スラップステックコメディー。 多少、脚色してますが、事実なんです。 では・・・ 心洗われるような、流れ星・・・ そこで帰れば良かったのですが、そこは忘年会。 誘いを断れず、年に1回しか行かないスナックへ行ったのでした。 「アンクルさん、東京?」 「はい、江戸っ子ってやつですが・・・」 「俺はね、福島。北の生まれなんよ。ふぐしまのママがやっている、あったけぇー店だから。行こう行こう・・・」 (すでに、社長さんのイントネーションは訛ってきてます) 「はぁ。」 「まぁ、つきあえや。」 と、いうわけで、お客様の社長、常務、専務と一緒にスナック○○へ。 「ママーーーーー!」 「おおう、おけえり。」 「ゲッ。」 フライデーナイトだというのに、どうやら口開け。 しかも、女の子は一人もいない・・・ いるのは、おばさんというか、おばあさん?? どう見ても、還暦過ぎの女性2人と、魔法使いのような外国人女性2人。 魔法使いも、やはり還暦過ぎに見えるぞ! 「まっとったんよー、ハルちゃん。」 (ハルちゃんとは、社長の名前) 「なぁーに、しとったんけーー。」 「いがっぺ、いがっぺ。」 「どごでも、好きなとこ、すわってけれー。」 (おい、ここは東京、しかも山の手。 標準語をしゃべる人はいないんかい? それに、福島弁よりは茨城弁にも聞こえるし・・) 「ママッ、今日はしんみり飲むから、おぉ、女の子、もっ、元女の子は結構だから・・」 と、私は慌てていったのですが、相手にされず。 「ミルキーでーーす♪」 「さゆりでーーす♪」 無理矢理、割り込んで来た。 しかも、人の膝の上に座ってる・・・ 「なっなんなんですか? 一体?」 「あだし、この人、タイプだわぁーー。」 「ミルキー、こすいわ、おれだって、若い方がええどぉ。」 (メンバーの中では、私は最年少。他の3人は60過ぎだ) 「あはは、アンクルさん、モテモテだぁー、このー。」 「いやぁ、ちょっと・・・」 「あの、おしり、こすりつけないで欲しいんですけど・・」 人の膝の上で、お尻をクネクネさせてる・・・ よく見ると、60過ぎと言うよりは70歳に近いというか、70過ぎてるかも・・ 急に、母親の顔が頭に浮かぶ。 (なんでお袋みたいな人と、飲まなきゃならないんだ・・・) この人達を相手にするんだったら、親孝行がしたくなってきたぞ。 (やっぱり、帰ろう。) 立ち上がったのですが・・・ 「あんれ、どうしたの?」 「お、親孝行・・いや、急に用事を思い出したもので・・」 「あだしじゃ、ちょっと、刺激が強かったけ?」 「アンクルさん、シャイだから、驚いちゃったじゃねぇーの。」 「シャイだって、シャイシャイ、ガハハハハ! ガハハハハ!」 (水割りを作りながら、ママ、よだれがグラスに落ちてるって!) 「いや、社長さん、シャイじゃなくてナーバス、そう、ナーバスなんですよ、私。」 「ナーバス? やだよこの人は、毎日鏡見て、うっとりしてるんケ?」 (それは、ナルシストだろ、私はナーバスって言ったんだ! ナルシストじゃない!) 一同、大爆笑。 (そんなに、ナーバスが面白いか?) しかも、笑った勢いでミルキーさん、耳元でゲップした。 鼓膜が破れそう・・・そして、息が臭い・・・最悪。 (なんだろう? この口臭、ネギのようなニラのようなニンニクのような?) 「名刺はよ? おれは、ミルキー。」 「あっあの、名刺はきれてるもので・・・」 (絶対に、名刺は渡したくない。連絡先を教えてなるものか) 「いいもの、見ーつけたっ!」 勝手に人の携帯電話を、あけてる・・・ 「おっ、おい!」 「番号、げっとー!」 「ちょっと、や、やめて下さい!」 「落ち着いて、まぁ、座れや。」 「もしもーし? そっちは雪?」 「げっ、どこに電話かけてるんですか?」 「うそピョーン。」 「なにやってるんですか、人の携帯電話で、返して下さいよ。」 「やだピョーン。」 「○△※※=??」 今度は、魔法使いが携帯を使ってる・・・ 「おい、まさか国際電話?」 「う・そ・ピョ・ーー・ン。」 (変な日本語はしゃべれるんかい?) 「アンデルセンって、知ってる?」 「ア・ン・デ・ル・センでーすか?」 (リンゴを持ったら、絶対、白雪姫に出てくる魔法使いだ・・) 「どこの国の人よ?」 「こっちのレデーは、サランちゃん、イラクから・・こっちはジョデ-ちゃん、ユダヤのレデーよ。」 「あの、お二人は、喧嘩しないんですか?」 「ナーーゼーーデ・ス・カ?」 「だって、ねぇ、イラクとイスラエルは、ねぇ・・」 (国へ帰れば、爆弾持って、テロをやってるじゃないか!) 「コーコーは、ニ・ホ・ンデーース。」 「フーターリ・ハ・ナ・カ・ヨ・シーー。」 「本当ですか?」 「ナーカーヨーシー。」 (この店は、国際会議場かい?) 「ああー、今日はもう、飲むぞ! 社長、いやハルちゃん、お金払うからウィスキー、とりますよ。」 「なんでも好きなの、いってケロ、アンクルちゃんの好きなように。」 「あんれ、焼酎はお嫌いかい?」 「そうじゃないけど、飲みたい気分なんですよ。バーボン、バーボン下さい!」 (よだれの入った水割りは、ごめんだ!) 「バカボンならあるけど、バーボンはねぇど・・・ガハハハ! ガハハハ!」 (やっぱりよだれが・・・ハッキリ見たぞ!) 「じゃ、○ントリー、山崎がいい、オールドとか角じゃなくて山崎モルトウィスキー下さい。ボトルごと。」 こうなったら、高級ウィスキーでもクイっとあおらなきゃ、やってられない。 「わけえのはいいけど、いろいろ注文が多いねェ、アンクルちゃんは。」 「あっだよ、山崎、○ントリー、ほれ・・」 出てきたボトルは、角瓶、しかも、半分開いている。 「これ違うでしょ、角瓶じゃない。」 「山崎って書いてあるだよ、○ントリーだしー。」 「いや、私が言っているのは、山崎さんのボトルじゃなくて、山崎って言う名前の・・」 「間違いなく山崎だって、札に書いてあるだろって。」 「いや、人のボトルを勝手に飲んじゃまずいでしょう。」 「あんたが、山崎って言ったんでしょう、文句あっか?」 (ええい、もうヤケだぁ、山崎さんゴメン) ジョッキに水割りを自分で作って、一気に飲み干した。 「歌いまーす!」 「よお、アンクルちゃん、待ってたどー。」 「ヒューヒュー!」 私はバラードが大好き。 立て続けに3曲ほどバラードを・・・ しばし、元女の子から解放されたのですが・・・ 店内は、チークタイムに。 ミルキーがやって来た・・・ 「踊るベ、おらたちも・・」 「勘弁して下さいよ、歌を歌ってるんで・・」 「遠慮すんな、ほれっ、」 無理矢理抱きつかれ、チークダンス・・・ しかたない、ミルキーさんのウェストに手を回すが・・・ 「???」 無い、ウェストがわからん? 肩があって脇の下・・ブラがあって、・・・ヒップ? ウェスト無し。 (ど、どこに手をやろう???) 悩んでいたら、ゴムのスカートを指で引っかけてしまった。 パチン! 「アンクルちゃん・・・シャイなわりに、気が早いんだから、ウフ♪」 ニッと笑ったミルキーのさんの口元、いや、前歯に緑色のものがペッタリ・・・ ネギ? ニラ? 「あの、さっき、餃子でも食べました?」 「餃子なんて喰わねぇよ、メタボだから、ガハハ・・・も・り・そ・ば。」 あああぁぁ、最悪! やっぱりついてる・・歯にしっかりとネギが・・口の臭いは、ネギの香りなんだ。 笑うたびに、前歯のネギが気になる・・・ 口すすいでくれーーー! 歯にネギくっつけて、チークなんか踊れるかい? 「△○@@※※・・??」 「国際会議が決裂のようですよ。」 魔法使い同士が、何か言い争ってる。 キリスト教とイスラム教、仲がよいわけがない。 「いいのよ、いつものことだから。」 「バアバだよ、みんな元気かえ?」 って、やっぱり本当に人の携帯使ってるし・・ お金と貴重な時間を使って、なにしてたんでしょう? ミルキーさんの口(前歯のネギ)、一生忘れられそうにありません。 あの流れ星、私の運命だったのかも知れません(┰_┰) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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