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カテゴリ:世間話
こんばんは、泥臭い政治の話しで恐縮ですが、
あまりに激動すぎますので、記念に、触れておきたいと思います。 こんな状況は、やはり100年に一度の政局(政局とは劇的な政治の動きを言います。)でしょう。 私の目の黒いうちでは、細川政権消滅時の、自民党と社会党が手を組んだ、55年体制の終焉以来でしょう。 もともと、今の自民党・衆議院は、小泉劇場と呼ばれた、郵政民営化選挙による大勝の続きですよね。 反小泉路線を打ち出した安倍総理主導の元で行われた、参議院選挙では、自民党は大敗。 この結果、ねじれ国会が始まりました。 なのに、今回の麻生さんの「郵政民営化反対(見直し)」発言。 その前の布石として、民営化反対のシンボル、野田聖子議員の復党を許したことで、岐阜県という、小さな支持を取り戻しましたが、日本という大きな支持を失った経緯があります。 反対なら反対なりに、すぐに解散総選挙で、新たな国民の意を得るべきですが、相変わらず、郵政選挙を引きずりながら、自己否定。 この、虎の威を借りるやり方に、ついに虎が怒りました。 自民党はあたふた・・・ いろいろありましたが、町村氏、古賀氏は腹をくくったようです。 古き良き自民党の復活を掲げて、締め付けに必死。 ついに、小泉さんを公然と批判しました。 もう、あとには引けません。 一方、自民党の中でも、中川秀氏は、改革路線継承派。 森さん、町村さんとの決別を決めたようで、小池さん、石原さん、桝添さんなど、改革派の人間を集めて勉強会。 これも、あとには引けません。 面白いのは、民主党。 前原さん岡田さんは、小泉さんを尊敬し、政策的には同意見。 さらに、鳩山さん管さんは、もともと小泉さんの腹心でした。 官僚制に反対し、民営化を訴えていたのに、政局の流れの中で、自民党から民主党に移りました。 鳩山さん、管さんのサプライズは、小泉さんが民主党に来なかったこと。 小泉さんこそ民主党の党首として、政権をとりたかったのに、肩すかしを喰らったわけです。 個人的には、郵政民営化(行財政改革)に賛成なのに、小沢さんをたてて、党としては反対。 そこで、今更ですが鳩山さん、 「小泉さんに賛同する議員は、行動を起こして(造反や民主党に寝返り)欲しい」 と、かつての師を思う本音がついに今日、出てしまいました。 民主党として、突然、小泉さんを支持する意見を表明。 と、いうことは、2次補正予算には反対だが、郵政民営化に賛成・・・ 今度は、小沢さんがびっくり。 「えっ? 民主党は、郵政民営化(小泉さんの政策)に賛成だったの?」 民主党も、揺れに揺れてきました。 みなさん、何をしたいのか? 本音は何なのか? もう、しっちゃかめっちゃかです。 党の利権と、政治家としての本音があぶりだされてきました。 ここまできたら、メシアみたいな人が現れなくては、治まらないかも知れませんね。 私ら国民は、自民党なのか民主党なのか、政策がわからなくなってきたので、選挙のしようがありません。 今度に選挙、難しいですよ。 党より個人。 誰が、どのようなビジョンを持っているのか? 行財政改革したい人、したくない人、 憲法改正したい人、したくない人、 これは、大変なことです。 100年に1度かも知れない政局。 政治家も、私たちも、日本をどうしたいのか? 原点、初心に返る必要がありそうです。 しばらく(数十年は)激動になりそうですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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