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カテゴリ:政治・経済
みなさん、こんばんは。
新しく「政治・経済」というカテゴリを追加しました。 グリーンアンドフラワーというブログには、似つかわしくない話題ですが、せっかくここまで続けてきたブログです。 他にブログを立ち上げるのも面倒くさかったので、ここをお借りして、たまには政治や経済のことを考えたいと思います。 さて、今回は、最近話題の「政治資金規正法」について、考えようと思います。 「お代官様(先生)、これで、どうかひとつ・・・」 (キラリン♪と輝く大判小判の山・・・) 「越○屋、お主も相当な、悪よのーーーーう!」 「何を、お代官様(先生)には、足下にも及びませぬ。」 (一同)「おーーーーーーほっほっほっほ♪」 昔から、献金、賄賂、汚職と言えば、定番ですね。 民間企業から差し出されたお金。 正しく使われれば「献金」 見返りや職権乱用があれば贈収賄と言う犯罪になります。 昔から無くならないこの問題を無くすために、政治資金規正法は、1949年に制定されました。 もともと政治にはお金がかかります。 献金を制限するのではなく、お金の流れを明らかにし、汚職に使われないようにということで、「規制法」ではなく、「規正法」なんです。 しかし、政治家や官僚にとっては迷惑な法律、今までは抜け穴だらけの、ザル法でした。 ロッキード事件後の三木内閣や、リクルート事件、鈴木宗男事件後の小泉内閣によって厳格に改正されました。 特に、2001年以降は、政治家個人への直接の献金は一切禁止、政治家の活動については領収書を添えた会計報告をするなど、裏金、闇金、使途不明を無くそうという厳しい内容です。 こうした改正で、規制法違反の釈明が出来ず、土井高子さんや田中真紀子さんは議員辞職、現職の農林水産大臣さえ、逃げ切れないような効力を発揮するようになってきました。 「これで、汚職や贈収賄事件も無くなるか?」 というところで、今回の事件です。 歴史は、繰り返されるんですねぇ。 さて、政治資金規正法の内容ですが、ものすごくシンプルに言いますと、 ・政治家個人への献金は禁止だが、政党への献金はOK。 ・政治家の活動内容は、資金管理団体(大体は後援会)を作り収入・支出を1円単位で明朗にする。 ・献金をもらえない政党のために、国費から政党補助金を出す。 こういうことに、なっているんです。 で、民主党の小沢さん、後援会の公設秘書さんが、ひっかかっちゃったんです。 問題は、小沢さんの秘書側から、献金を要請した。 しかも、献金方法や金額も、小沢さんの秘書側から指示が出ていました。 ここの主従関係は、重要なポイントですよ。 「おうおう、西松さんよ、ちょいとお金が必要なんだけど、何とかしてくれねぇーかな? うちの先生に札束握らせりゃ、そのうちきっと良いことあるぜ!・・・ おっと、今ここでとは言わねぇ。金額や受け渡し方法はあとで連絡する。 お宅も、中堅会社で何かと大変なんだろ? よーーく、考えておいてくれ。 良い返事待ってまっせ、西松さん。」 ちょっと、あこぎに書きすぎましたかね。 でも、検察の発表では、こんな自白だそうです。 さらに、ばれないようトンネル会社を作り、後援会に迂回ルートを作っています。 この、トンネル会社を使った迂回テクニックは、自社株売買をしたホリエモンや、カト吉の表示偽装事件、汚染米販売事件などの手口と同じで、いづれも逮捕されています。 違法にお金をもらっただけなら、政治資金規正法違反。 もし、見返りや、職権乱用があった場合は、贈収賄事件に発展します。 西松建設は、中堅の建設会社。 大手の建設会社に入札で勝つためには・・・ 経営維持のために、多少の危ない橋は渡るでしょう。 今までは、秘書や担当者が責任をとって自殺。 代議士は「何も、私のためにそこまでやらなくても・・・涙」の決着でしたが、今回の検察はいち早く秘書の逮捕と言う形で、身柄を確保。 自殺させない形に持っていきました。 すべて、秘書と後援会が勝手にやったことにできるでしょうか? 後援会をつぶして保身をはかることも、ここまできて、議員を辞職することも、小沢さんにとっては、苦渋の選択でしょう。 この問題、自民党にも飛び火してきました。 このまま、ただの規制法違反で終わるのか、贈収賄に発展するのか? 検察は本気のようです。 不思議なのがこのタイミング、 この、世界中が不景気なときに、政治の混迷を招く・・・ 何故? 今? 次回は、このタイミングについて、考えたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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