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カテゴリ:ウォーターライフシステム
こんにちは、今日は久しぶりにお天気です♪
ガーデニング日和ですねぇ。 覚えてます? 今年の2月に、大騒ぎしながら植え替えした、我が家で一番大きい鉢物のサクラ、「陽光」です。 ウォーター・ライフ・システムを入れ替え、順調に育ち、花芽もパンパンです。 いつ咲いてもおかしくない状態。 「陽光」は、ソメイヨシノよりも1週間くらい早く咲きます。 緋寒桜とソメイの間くらいでしょうか? 「陽光」が咲き出しますと、花見の季節到来というサインの一つでもあります。 我が家の「陽光」は鉢植えなので、地植のものよりもさらに早いかもしれません。 さて、タイトルの「カレー」ですが、昨日の話し。 「焼きシイタケ」に「熱燗」と、気分はすっかり和食モードのところが、180度転換して、中近東料理・・・ つまりカレーパーティーになってしまいました。 お客様の工場に、研修に来ている外国人がいます。 エイブラハム・カーン(仮に)と言い、私はカンちゃんと呼んでいます。 上智大学でイスラム語の準教授をしながら日本語を学び、卒業後、工業技術を学んでから国に帰りたいと言うことで、お忍びで、町工場で働いて(研修)いるそうです。 同じアジア人ですが、やや彫りが深い。 スターウォーズのジョージ・ルーカス監督のような顔をしています。 しかし、色が黒い。 黒人ほどではありませんが、黒い肌なんです。 中近東の人たちは、日本、ドイツ、イタリアが大好き。 カンちゃんに言わせると、 「日本人は、アメリカやフランス、イギリスの植民地支配に立ち向かい、中東を帝国主義から解放しようとしてくれた恩人。 こんな小さな国で、世界を相手に闘ってくれた英雄。」 なんだそうです。 しかし、実際、日本人もいろいろな人がいて、大学や社会では、肌の色の違いで、白人よりは身分を下に見る人が多い。 日本人に、いじめられたりバカにされたりもしたそうです。 私は、身分差別、人種差別をしなかったので、お礼を言いたい。 と、言うことで招待されたのでした。 工場の社長と、カンちゃん、大使館(外交官)の人と一緒に大使館の官邸でパーティーとなったのですが、 カレー・カレー・カレーのオンパレード。 野菜のカレー、マトンのカレー、フィッシュのカレー、タンドーリチキンにビーフやホルモン・・・・ 何種類のカレーが出たでしょう? 全身ターメリックの香りになりそうです。 カンちゃん、自国にビルを建設中で、建て前のお祝いと言うのでしょうか? パーティーのビデオを見せてくれましたが、地下駐車場で牛を2頭切断、ニワトリは240羽、山羊に羊にバンバンさばいて、地下は血だらけ・・・・ すごい映像でした。 「ここ、駐車場でしょう? いいの、こんなことして・・・」 「国のお祭りの時は、外でやる。道路中血だらけ。でも、この日、私のお祝い、自分の家でやる。」 地下1階、地上5階建てのビル屋上では、大勢の参列者がお祝いのパーティーです。 「屋上でしょう?何人いるのよ?」 「この日は、480人に召使い50人、警備員50人・・」 「どれだけ広いの?」 「一応、王宮ですから。」 「??????」 かるく王宮と言われても、日本人の私にはピントきません。 しかし、ワンフロアーに500人以上が集まれるんですから、ちょっとしたデパートか都庁、県庁くらいの大きさは間違いなさそうです。 カンちゃん、王族の一人なんだそうです。 「これが、姉。その姉の夫、これは兄、そして妻と子供・・・」 延々と親族の紹介。 とても、覚えきれない。 空軍の大臣がいて、市長がいて、叔父はシンガポールで海運業の社長をしていて・・・ 「これこれ、ストップ、私の妻、そして娘・・・」 「えーーー??、カンちゃん、結婚してるの?」 「そう、私、2人の娘いる。美人でしょう?」 この、ビル(王宮)が完成したら、帰国するようです。 「私、国に帰る。工場作る。多くの貧民に技術教える。 私、アンクルさん信用してる。あなた、差別しない。 あなた、私の国に、部品や品物輸出して助けて欲しい。」 「えーー? 貿易ですか?」 「王子のお願い、聞いてあげて下さい。」 「お、王子なの? カンちゃん?」 日頃、油まみれの作業服姿しかみていませんが、今日はビィトンのジャージ。 ジャージですよジャージ・・・でも、あちこちにルイ・ビィトン。 ジャージといえども、40~50万円はしそうです。 ちょっと悪趣味だけど、ゆったりしていて着心地良やすそう、欲しい。 大使館の人にも、真顔でお願いされました。 「社長、これ、ドッキリかなんかですか?」 カンちゃんを雇っている社長さんも、最初は驚いたらしい。 しかし、去年国に招待されて、歓迎されたそうだ。 「アンクルさん、私の国に来ませんか? 歓迎します。」 「し、しかし、イスラム教は酒もタバコも禁止でしょう?」 「外国人は大丈夫。」 「豚肉も禁止ですよね。ラーメンはないんでしょう?」 「チキンヌードル・ビーフヌードルもあります。」 「土地も用意できます。郊外に出れば私の農場もあります。ヘリコプターで移動します。 地平線の向こうの向こう、太陽を追っかけられます。そこで、牛やニワトリ飼って下さい。麦や米を作って下さい。」 「突然言われても、話しが大きすぎて・・・ちょっと・・・」 「アンクルさん、向こうでも有名・・」 「うっそーー?」 「アンクルさんが集めてくれた古着、多くの子供達が着ています。その子達も大きくなり、アンクルさんに会いたがっています。」 私、ボランティアで、子供の古着を集めて、送っていたんです。 PTAや町会なんかにも声をかけて、何万着くらいになったでしょう? 大使館に預けておき、カンちゃんが帰国するときに、持っていけるようにしていたんです。 「カーン、アンクルさんを待ってます。」 肌が真っ黄色になるくらい、カレーをご馳走になってきました。 中近東は好きですけど、イスラム教に馴染めるでしょうか? 自爆テロも、恐い・・・ 日本人って、小心者になってしまったのか? 私が、小心者なのか? この日の話し、家族にどうやって話そうか? 信じてもらえないだろうなぁ・・・ 王子と食事なんて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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