グリーンアンドフラワー

こんばんは、今日も穏やかな１日でした。
お天気も上々、気温も暑すぎず寒すぎず、ちょうど良し、いかがお過ごしでしか？

ロープの張り方、参考になりましたでしょうか？

さて、台風で痛んだゴーヤ、連日のように切り詰め作業です。
そうしたら、出てきましたよ、バラが♪

なにせ、都会は土地が狭いので、バラの場所に、一時的にゴーヤを這わせていますので、夏の間、バラは精力旺盛なゴーヤの陰になってしまうんです。
バラの勢力も旺盛なのですが、さすがに、ゴーヤには負けますねぇ。
ですから、我が家のバラは、ゴーヤが終盤にさしかかってきたこの時期、やっと日光浴出来るようになるんです。



ちょっとボロボロですが、ゴーヤも相当切り詰めました。
完全に処分しちゃう方が大部分なのですが、まだ、小さい実をたくさんつけています。
新芽も出ていますので、ちょっと情けないですが、こんな状態になるのです。



春先じゃないのですが、バラの「スプリング・パル」
新芽をふかしています。
これから冬まで、たくさん光合成をして下さいね。

ゴーヤの一葉一葉・・・枝の１本１本を見ながら剪定をしていますと、
道行く人が、必ず話しかけてきます。

　「見事だったゴーヤも、ついに処分ですか？」
　「さすがに、ゴーヤも、もう終わりですね。」
　「あら？　まだゴーヤがあるんですか？」

　「それがですね、まだ、こんなに実をつけているんですよ。」

　「あら、本当、まだ、採れるのでしょうか？」
　「さぁ、お天気次第でしょうね。でも、まだ、生きようとしているので、処分しないのですよ。」

毎週のように、見知らぬ人と、こんな会話をしています。

朽ちた葉っぱや枝を切るときには・・・

　「ありがとうね、来年もよろしくね・・・」

と、植物に声をかけています。

顔見知りやご近所の方は、

　「そう言う風に、声をかけるから、毎年、良くできるのね。」

今では、ご近所中で、植物に声をかけているようです。

まるで、携帯電話をかけているみたい（笑）
あっちでも、こっちでも話し声・・・

　「切るよーーー。」
　「水やりが遅れて、ごめんねーー。」
　「もう少し頑張ってよ。」
　「寒い？　まだ、大丈夫？」

みんな、植物に話しかけているんです。

それでも悩むと、みなさん、私に質問に来ます。

　「まだ、生きていますので、活力剤をあげましょう。」
　「根の部分は、生きていますので、切り詰めて再生させましょう。」
　「これは、あきらめた方が良いですね。お礼を言って、処分しましょう。」

など、たいがいの休日はガーデン教室になってしまいます。

みなさんが
持ってくる植物を見ると・・・私には、声が聞こえるんですよ。

　「直射日光に当たってしまいました・・・葉は灼けてしまいましたが、幹や根は生きています・・・」
　「過湿で、根が腐り始めています、助けて下さい・・・」
　「窒素（肥料）が多すぎて、消化不良です。お粥みたいに軽いものが欲しいです。」

植物は、様々なことを訴えかけてきます。

携帯電話も、大忙し。

　「アンクルさん？　今ホームセンタ－に土を買いに来てるんだけど、イチジクの植え替えには、どんな土が良いの？」
　「もしもしアンクルさん？　○○という植物が、安売りしてるんだけどどうかな？」

　「お店の園芸係さんに聞いてよ・・・」

そう言えば、一言で終わる話しですが、せっかく頼って電話をかけてきてくれているのです。
むげには出来ません。

ひとつひとつ、ていねいにお答えしております。
だんだん、園芸アドバイザーみたいになってきました。

でも、みなさんが、ガーデニングに興味を持って下さることがうれしいのです。
世の中、空前の不況、しかも明日もわからない激動の日々・・・
ガーデニングを通じて、小さな喜び、生きる幸せや希望を持って下されば本望。

商売にはなりませんが、楽しいですよ。
携帯、バッテリーアウトになってしまいました・・・・。