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カテゴリ:政治・経済
さて、今回は政治経済の話しです。
アンクルガーデナーではなく、元報道ディレクターRead21さんが書いています。 (同じ人ですが、人格が変わるのです。) ガーデニングには関係ありませんし、生臭い政治経済の話しです。 難しいことがお嫌いな方は、スルーして下さい。 政権交代、それに伴う主義主張・路線変更・・・ 円高にデフレ、国の危機にありながら政府は他人事のように静観しています。 普通なら、政治的介入があってしかるべき、この政治的空白の長さは何なのか? 事実の裏側に、なにがあるのか? これは、一つの推理です。 2008年9月、アメリカに端を発した「リーマンショック」 世界は100年に1度と言われる大不況に飲み込まれました。 あれから1年以上、世界の経済は立ち直りかけているのに、日本だけはどんどん泥沼に入っているようです。 さらに赤字国債乱発、国際信用の低下、財政破綻(日本の破産)へと加速する勢いです。 すべての根元は「円高」「株安」 どうして政府は何もしないのか? いや、これは、日本政府が自ら招いているような? 何故? 自国の経済を悪化させるような政策をとり続けるのか? 何か、意図的なものが見えてきました。 まず、一般的な認識ですが、 株安・・・投資してないから関係ない。株をやってる奴、ざまぁみろ! という人がいるようですが、認識を変えた方が良いです。 株価は、日本の企業の価値であり、資源の無い日本は企業そのものが資源と見なされるのです。 つまり、トヨタやキャノン、任天堂の企業価値が下がると言うことは、世界の中で日本の地位が大きく下がることを意味しています。 さらに株価は、生活に直結しています。 株価の下落は、企業価値の低下=企業や銀行の資金不足ということを招きます。 会社にお金が無くなれば、給料は払えません。 雇用を減らし、あらゆる歳出を制限します。 失業者があふれ、残業代、ボーナスもカットされ、残った人間の給料も減ります。 節約のためお金を使わなくなりますから、経済は縮小します。 外食しない、ものを買わない、お金を使わない・・・というデフレに向かうわけです。 株価=生活。 何故、重要な経済指標として「株価」があるのか、おわかり頂けると思います。 円高・・・これもくせ者です。 海外旅行も安くなるし、外国製品も安くなるし良いじゃないですか・・・ 確かに、内需依存の農業国などなら、自国の通貨が高くなることは良いことかも知れません。 しかし、日本は貿易で生きている国です。 石油や輸入食料は安くなりますが、それを買う外貨を獲得するために輸出をしなくては、なりません。 資源の無い日本は、工業製品を作り、それを輸出して外国に買ってもらうことで、やっと、エネルギーや食料が買えるのです。 ¥100で作った物が円高で¥80になってしまったら・・・ いくら輸出しても、¥20円の損。 これでは、輸入品を買うお金も無くなってしまいます。 さらに、日本は輸出製品を買ってもらう替わりに、世界中の国債を買っています。 この国債が、くせ者なのです。 円高は、本当に日本に幸せを呼ぶのでしょうか? そのからくりを、解説してみたいと思います。 以下、ノンフィクションです。 政権交代で、日米関係を心配した、平利・栗雲豚国務長官が日本にやってきます。 日本は、○○大臣が出迎えました。 平利「いやいや、このたびは、政権交代、おめでとうござりまする。」 大臣「遠路はるばる、よう、おいでなされました。」 「実は他でもない、日米関係の確認にまいったのでござる。」 「それがですな、困ったことになっておりまする。」 「聞くところによると、共産主義者と連立とか・・・」 「左様、大沢幹事長よりの肝いりで、主義主張の違うものと組まねばならなくて、気が重うござりまする。」 「肝心なインド洋給油活動や普天間基地の問題、まさか変更はなかろうの。」 「それが、公約にしてしまいまして、継続は不可能かと・・・」 「お戯れを、我が米国や世界を敵に回すおつもりか?」 「滅相もございません、世界を敵になど、おそれ多くございまする。」 「ただでは済まされぬぞ。覚悟はおありなのか? 米国もさることながら、英も仏も独も血を流しておるのじゃ。」 「その件でござりますが、私目に名案が・・・」 「苦しゅう無い、申せ。」 「お金で、解決はできませぬか?」 「不況による財政出動で、お金はいくらあっても困らぬのう。ただ、そちの国でも困っておろうに。」 「義を通すため、やむを得ません。」 「しかし、世界を救うほどの巨額な財政出動、民が黙ってはおらぬだろう。」 「策がございまする。」 「ほう?」 「為替にございまする。」 「何?為替とな?」 「円高に誘導いたしまする。」 「円高・・・そなた、国を売る気か・・・」 「左様でございまする。例えば、5年前、我が国は米国の国債を1ドル=¥140ほどで買っておりまする。」 「ジパングには、いつも無理を聞いてもらい、感謝しておるぞ。それで?」 「¥140で買った国債を円高にし、¥80円で召還いたしまする。」 「何、¥140を¥80にしてくれるというのか?」 「1ドルにつき¥60の儲け、おいしい話しと思いますが・・・」 「おうおう、よだれがでるよのう。」 「欧州様も¥240で買った国債を¥180くらいで召還させて頂きます。ODAや公な資金援助をせずとも、秘密裏に資金を提供できる手段にござります。」 「手が込んでおるのう・・・しかし、どのように、円高に?」 「藤狸という、古タヌキめを財務大臣にすえてござります。田中角栄様の元秘書で、黄金色に目がございません。重要な会議で、円高誘導発言をさせまする。」 「おうおう、黄金色か♪ よも大好きじゃ、小浜様も黄金色には目がないぞ。でも、日銀総裁がだまってはおるまい。」 「日銀総裁は、その昔、我が手中のものをすえてございます。」 「それは用意の良いこと、で、総理はその策をご存じなのか?」 「総理はいかようにも操れまする。さらには、素敵なスキャンダルも用意させて頂いておりまする故、心配は無用かと・・・」 「なんと、素敵なスキャンダルとな、怖い怖い・・・」 平利「赤字国債や破産の心配はないのか?」 大臣「その件も名案がござるのです。今、ジパングには預貯金を大量に持った高齢者が人口の大半を占めておりまする。相続税を強化することにより、高齢者は未来の納税者となるのです。1人亡くなるごとに100万円、国庫に返納していただくと仮定して、100人で1億円、1万人で1兆円ですぞ!・・・・予備軍は人口の半分以上ですから6千万、いや7千万、8千万人・・・計算できませんわい カーッカッカ。」 今回の株安・円高で、アジアの雄「日銀」が6年ぶりに赤字に転落しました。 有り余っていた外債や株式の時価、配当が急激に下がったためです。 こういう結果は想定できたはず、度重なる円高、デフレ・・・ 静観し続ける政府が不気味です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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