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カテゴリ:土・肥料
こんばんは、一週間も終わろうとしています。
イスラム圏でのデモや、東京の大雪、民主党の分裂騒ぎなど話題の事欠かない一週間でしたが、忙しかったです。 さて、日曜日に「火山灰と灰の違い」の話題を書きましたが、その応用編です。 「バラなどの花の色が、薄くなってきた。」 「果樹などの葉の色が、黄色くなってきた。」 「草木の香りが、薄くなってきた。」 こういう状態、ありませんか? これは、土の中の無機物が無くなってきた証拠なんです。 無機物とは、ズバリ、カリウム、マグネシウムです。 「灰」は有機物が燃焼してしまい、無機物が凝縮されているのです。 つまり、カリウムやマグネシウムが豊富なわけです。 直接、香りや花の色に作用するわけではありませんが。カリウムやマグネシウムは、根に働きかけ、植物を健康にするのです。 地上部が元気で、光合成を活発にしていても、根が弱ってくると、ゆっくりと樹の老化が始まります。 人間で言えば、呼吸器や循環器がいくら丈夫でも、消化器・・・特に胃腸が弱ってくると、食欲が無くなり、次第に抵抗力が落ち、病気にかかりやすく、元気が無くなってきます。 根が元気を取り戻すと言うことは、腸が善玉菌で満たされているようなものでしょうか? 生き物の基本のようなものですね。 灰の替わりに「苦土石灰(くどせっかい)」でもOKです。 苦土石灰とは、クエン酸可水溶性マグネシウム=これを苦土と言います。 つまり、マグネシウムを含んだ石灰ということです。 なので、マグネシウムの補給も出来るんですね。 私が、灰と、石灰を合わせて土に混ぜるのは、苦土石灰を使う替わりに。マグネシウムとカリウム、さらにアルカリ性に土壌改良するためだったんです。 苦土石灰をまいて一辺に土壌改良するか、灰と石灰を合わせるというきめ細かさを生かすかの違いになります。 シーズンに入っても、灰や石灰は水に溶けるので、少量を水に混ぜ、定期的に土に力をつけています。 ガーデニングシーズンまであと2ヶ月(植え込み時期)、寒肥と一緒に灰をまくことで、バラや果樹が、この夏を元気で丈夫に過ごせますよ。 火山灰はダメです。ご注意下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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