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カテゴリ:政治・経済
こんばんは、今回のブログは、個人的な思いが強いので、政治経済が嫌いな方は、飛ばして下さい。
さて、今年の6月2日、菅総理に対する内閣不信任案が否決されて以来、2ヶ月が経とうとしております。 さかのぼること1年、2010年、6月8日に菅内閣が誕生して以来、政治は何も進んでいません。 円高は進み、株安は改善されず、税金は上がり、国民生活はギリギリの困窮にきての、2011年、東日本大震災。 さらに、震災中は何をしていたのか、被災地にも来ず、復興や見舞いもなく、すべて自治体や民間まかせの政治的空白。 もっと言えば、安倍内閣の時の2005年、郵政民営化に反対した造反議員を復党させて以来、日本は、ずーーーーっと、政治的な空白を続けています。 もう、7年近く、日本の政治経済は前に進んでいないのです。 7年も、時間が止まった国、すごいことです。 おまけに、多少の問題はありましたが、「自己責任」という、小泉・竹中プランは見直され、後期高齢者医療保障制度は廃止、年収100億の老人も60万円しかない老人も、同じ健康保険料という政治に逆戻り、子供手当ての名目で配偶者控除は無くなる一方、子供手当ては実現できず実質増税、さらに消費税まで上がりそうです。 リーマンショック以降、度重なる不況も不運ですが、何をとっても、麻生政権よりも悪く、厳しくなってしまっています。 さらに、約1年間、衆議院改革、参議院改革、行財政改革・・・なにもしない総理が開き直ってしまいました。 日本はどうなるのでしょう? 震災以降、何を言い出すかと思えば、どこから出てきたのか「再生エネルギー買い取り法案」や「脱・減原発」 確かに、いつかは必要なことでしょうけど、今、経済や震災復興が優先の時に、そんなことどうでも良いように映ります。 常識的に考えれば、まずは円高や株安を是正し、経済を立て直し安定的な生活や税収をあげることが先でしょう。 心筋梗塞の患者を前に、食事や生活の改善指導をするより、つまっている血管を手術し、生きられるようにしなくては、死んでしまいます。 死人を前に、塩分の取り過ぎや不摂生を注意しても、意味はないと思うのです。 もし、このまま総理が辞めない場合、総理は、お飾りにすればよいのです。 日本には歴史的に、摂関政治というものがありました。 最高権力者はOO、しかし実体は、摂政や関白が政治を行います。 自民党時代にも、確か海部内閣のとき、実際の政治は、金丸副総裁、橋本幹事長が行っていたことがあります。 民主党も、そうすればよいのです。 「再生エネルギー・・・」 「個人的には理想ですが、政府としては、混乱を招かないよう、長期的に、慎重に検討しようと・・・」 「ストレステスト・・」 「すばらしい発想ですが、政府としては、混乱を招かないよう、緊急事態をふまえ順次・・・」 「脱原発の・・・」 「夢のような話しですが、政府としては、混乱を回避するため、国民生活を最優先し・・・」 官房長官以下が結束し、実務的な政府の見解を出せばよいのです。 朝令暮改に振り回され、国会で泣いているようでは、大臣は務まらないでしょう。 さらに、「辞める」と言っているのですから、 さっさと、次の準備をすべきです。 民主党内、自民党内で、次の総理に立候補する人間は声高に、現政権との違いを表明し、立候補を次々に公表したらいいのです。 国会が終わったら、あちこちで総裁選、代表選を行うべきなんです。 自分こそが、責任をとる。 自分こそが、次の日本を引っ張る。 こういう人物が、法案の中心に立ち、現総理をよそに、国会で論戦を繰り広げなくてはいけません。 辞める総理が、国会の審議で、思いつきを言っているようではダメでしょう。 与党は、その思いつきに振り回されず、粛々と政治を進める。 政府と、野党は、次の総理選びの準備を進め、内閣、政権交代の機運を高めなくては日本は代わらないでしょう。 今の総理も、話題が、延長した国会審議よりも、次の総裁選に移っていることを認識すれば、考えも変わるかも知れません。 こうしている間にも、被災地の方々は苦しみ、中小企業は倒産し、大企業は海外移転を進めています。 日本人が日本に住めなくなる政治、おかしいです。 「減原発」 素敵な言葉ですが、原発の関係者20万人以上、エネルギー問題による大企業の海外移転による失業1000万人以上、それにともなう大幅な税収減、残された子供や高齢者にかかる大増税・・・ それらを考えれば、あと数年、原発に依存しても、日本人が日本で仕事をし、日本で暮らせるような政治を考える必要があると思うのです。 私たち日本人が、日本で平和に暮らせるような政党、政治家を選びたいです。 しかし、次の日本のリーダー、思い浮かびませんね・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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