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カテゴリ:政治・経済
こんばんは、日本は、TPP交渉に参加するのか? しないか? で、大きく揺れていますね。
貿易立国の日本が、何故、交渉参加に迷っているのか? 私には、不思議に思えます。 さて、TPP交渉参加に反対の方々は? 農業、漁業、医療・・・ これらの業界を、よく見てみると、一つのことに気がつきます。 みなさん、どのようにお感じでしょうか? 基本的に、保護主義のもと、補助金をもらい、利権がからむ団体が多いのです。 真面目にやっていらっしゃる方もいるのでしょうけど、米を作っても、減反のもと、作らなくても補助金で保証されている業界です。 漁業も、原油値上がりの時には、燃料補助の補助金が出ましたよね。 医療も同じ。 でも、製造業は、これだけの円高になっても、為替損補助金なんて1円も出ません。 この夏の節電の折りには、工場操業短縮の補助金どころか、罰金まで科せられました。 製造業は、大手から中小まで、幾多の不況を、ほぼ自分の力で乗り越え、世界を相手に切磋琢磨してきました。 もちろん悲しい淘汰はたくさんありましたが、その競争のおかげで、現在生き残った工場は、世界的な技術力や競争力を身につけています。 排ガス規制をいち早くクリアしたり、世界に先駆けてのハイブリット技術や電気、燃料電池の自動車。 常に、世界一の集積力を誇る半導体。 世界最速を狙い続ける、スーパーコンピューター。 環境問題に、いち早く対応してきた省エネ家電。 鋼板に変わる次世代の新素材、カーボンファイバー。 農業や漁業や医療にしても、世界との競争になれば、技術革新が進むのではないでしょうか? よりおいしいお米、より収量が上がるお米、より栄養価の高い作物、畜産や養殖技術の向上。 医療にしても、私たちは、現在、保険治療がメインで、世界最新の医療をうけることは出来ません。 それが、TPPにより混合診療が可能になれば、保険が効かなくても、より高度な医療を望むことだって出来るようになります。 わざわざ海外に、診療に行かなくても、国内で、選択の余地が生まれます。 西洋治療と漢方治療の両方が、うけられるようになるのです。 食料にしても、お刺身の時はおいしい日本米、カレーやチャ-ハンの時は安い外米と言った選択が出来るようになります。 リビングの大型テレビは、ゆがみの少ない国産品、寝室の小さいテレビは、ゆがみが気にならない輸入品。 私たち消費者にとっても、様々な選択肢が生まれ、空前の円高を満喫できるかも知れません。 古き良き伝統を守ることも大切でしょうけど、滅び行くものや滅び行く産業は、いづれ滅んでしまいます。 それに、巨額な税金を投入して延命するよりも、一気に自由競争の社会に放り込み、日々精進しおのれを磨くような方法も、有効だと思うのです。 戦後約70年・・・ そう言う産業に、そろそろ自立を促すことも、良いのでは? そう思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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