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カテゴリ:政治・経済
こんばんは、いやー、小春日和もそこそこ、また、日本全国真冬に逆戻りのようです。
しかし、だいぶ日も伸びてきて、東京では18時でも明るくなってきました。 梅のつぼみもパンパン。 春一番で、一斉に咲く準備をしているようにも思います。 春も、もうそこまで、出番を伺っているのでしょう。 さて、大阪市長の橋本氏、いよいよ、来年の衆議委員選挙に向けて、国政進出ののろしを上げましたね。 坂本龍馬にあやかって「船中八策」 政権目標、いわゆるマニフェストを発表しました。 その中身、大胆すぎますが、大いに魅力的です。 まずは、首相公選制の導入。 今まで、総理大臣は、与党の代表が自動的に就任してきました。 つまり国民は、政党を選ぶことは出来ても、総理大臣を選ぶことは出来なかったのです。 それを変えようと言う、大胆なご意見。 党内勢力や派閥と言った金権体質を、根本から打ち砕く、大胆な発想です。 お金で議員を結集しても、国民の意見にはかなわない。 民意をより反映させる狙いがあるようです。 ただ導入には憲法改正が必要です。 衆参両院で3分の2、国民投票で過半数の賛成が条件となりますが、まずは提案が先でしょうね。 一方、地方の声を国政に反映させるため、国会改革も視野に入っています。 公職選挙法や地方自治法などを改正し、首長と国会議員の兼職を容認。 びっくりすることに、参議院を廃止とも言っています。 そもそも、参議院って何なのでしょう。 本当に参議院って、必要だったのでしょうか? アメリカやソビエト(ロシア)など、多くの民族や人種が集まっている、連邦共和国では、どうしても多数民族による支配になってしまいます。 いわゆる下院、日本では衆議院と言いますが、国民の代表は、多数決になりがちです。 そこで、少数民族や少数意見のために、「良識の府」と呼ばれる、上院「参議院」を設置したのです。 しかし、日本は、人口も少なく、一応は単一民族。 衆議院も、小選挙区制度のもと、各地の代表が選ばれますので、意見の偏りは、基本的に起きません。 東京が有利になるよう、東京選出の議員が、あちこちの地方で当選すると言うことは、あり得ないからです。 そうなると、参議院の役割は??? 根本から、疑問が出てくるのです。 そもそも、参議院はいらなかったのでは? しかも、参議院議員は242名。 国会議員一人に、約7400万円の歳費がかかるので、参議院だけで、約250億円の人件費がかかります。 衆議院480名と併せると、530億円以上の人件費が、毎年税金から使われていることになるんですね。 参議院を廃止するだけでも、莫大な経費が浮いてきます。 もともと、参議院は名誉職。 国の税金を使うより、逆に、国に、5千万円以上寄付したら、自動的に、議員になれるなんてどうでしょう? 参議院、何人いても、問題になりませんよね。 現段階では、参議院、これだけの経費をかけても維持する必要性が、見あたりません。 維新の会、鋭いところを突いてきました。 社会保障制度改革では、所得の再分配機能を強化するため、掛け捨て型の新年金制度を導入しようと言っています。 受給開始時に資産のある人には支給せず、経済的に苦しい人だけが受給できる制度にする。 つまり、お金のある人は、少し待ってもらうという、助け合いの制度です。 税制改革は、資金の流動性を高めるため、資産課税を強化するようです。 橋下市長は「ためていても税金を取られるなら、使わないとしょうがない。あの世にお金なんて持っていけないのだから、使った方が得になるよう・・・」と考えています。 所得税の源泉徴収制度も廃止し、サラリーマンも含めて全ての国民が確定申告する制度に変更。 「使ったものは全て経費にし、税金をかけないくらいの発想で、とにかくお金を使ってもらう」とし、「使い切り」の人生モデルに転換をすることで、市場に現金の流通を増やすことを考えています。 これは、小泉政権の時の竹中プランと同じで、景気の活性化には「通貨供給量」 つまり、たくさんの人が、現金を手にできるよう、市場(世の中)に現金を流通させる、ひとつの経済政策です。 何故、赤字国債が増えるのか? いくら、赤字国債を発行しても、一部のお金持ちに現金が集まってしまい、市場に出回らないことが、日本を含め、世界中の不景気を生んでいます。 景気を良くするためには、そうしたお金持ちから、現金を使わせることによって、市場に、現金を戻すことが必要なのです。 一人の人が100万円持って喜んでいるより、100人の人が1万円持つことによって、幸福度も100倍になると言う、理論です。 道州制や、大阪都構想は別物ですが、小泉氏の弟子らしい政策を掲げてきました。 興味深いのは、竹中プランの実行で、経費は縮小、税収は増大し、ほんの数年、日本の財政赤字が減ったと言う歴史的事実です。 増税もなく、普通に政治をしたなかで、赤字が減ったのです。 こういう歴史的事実をふまえると、今の、税と社会福祉の一体改革??? またまた、官僚を肥やすの? みたいに、思えちゃうんです。 自民党に出来たことが、民主党に何故出来ない。 それが不思議で仕方ないのです。 何故、異常な増税。 ちなみに、維新の会も、増税は掲げています。 ただ、参議院は廃止。 そのくらいやるなら、増税も、思いっきり納得しますけど。 みなさん、どのように思います? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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