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カテゴリ:なんでだろう?
こんばんは、お元気ですか?
お休みがちですが、ちゃんと生きております。 さて、先週の飲み会ででてきた話題。 「今年はラニーニョ現象で、猛暑となる・・・」 そういう話題が上がったんです。 「でも、普通、有名なのはエルニーニョ現象だよね。」 「今年は、ラニーニョ??」 「何が、どう違うのよ???」 「アンクルさんならわかるんでしょ?」 「わかりやすく教えてよ。」 「そうそう。」 こんな、話題になってしまったんですよ。 私は大学卒業ですが、文系、気象情報などは勉強しておりません。 でも、ロジック(帰結、演繹法)は得意なんですよ。 そこで、お店の中全員のみなさんと、Q&Aの開始です。 「答えはわかりませんけど、推理して行きましょうよ。」 と、言うことで、問答の開始です。 「エルニーニョ現象は、アメリカ南部、ペルー沖の海水温が高くなる現象ですよね。」 「そうそう。」 「じゃぁ、ペルー沖の海水温が高くなるとどうなるんでしょう?」 「暖かい空気は上に向かうよね。」 「つまりペルー沖で上昇気流が起きるわけですね。」 「そういうことだね。」 「上昇気流が起きるということは、その、周りから空気が流入してくると言うことですよね。」 「そうなるよね。」 「それは、日本やアメリカ本土から、ペルー沖に向かって風が吹くと言うことですね。」 「そうそう。」 「「と言うことは、暖かい空気が太平洋から日本に流れてくるというより、中国の方から、冷たい空気が日本を通りこし、ペルーに向かうということですよね。」 「つまり、風の流れは、日本にとっては、夏になっても北風が吹くということですね。」 「そうだよ。」 「なんとなく、見えてきましたね。」 「さらに、上昇気流が強いということは・・・??」 「気圧は高気圧。」 「そう、ペルー沖では高気圧。」 「空気が流れていってしまい空気不足になる日本の太平洋側では??」 「空気の量が減っていく、もしくは空気が薄くなれば低気圧。」 「日本の西、中国大陸は暖かいので高気圧」 「となると、夏でも、日本を取り巻く気圧配置は??」 「西高東低」 「そうなりますよね。」 「ペルー沖で高気圧、日本を挟んで太平洋側では低気圧、中国側では高気圧。」 「夏でも、冬型の気圧配置ですよ。」 「梅雨明けでも、北風が吹き、夏になっても、シベリア寒気団が日本の上空にいるわけですよね。」 「そりゃ、夏でも寒いわ。」 「さらに、高気圧の勢力が弱まるので、前線の位置は、大幅にペルー方面に下がってしまう。」 「日本の上空には、偏西風に伴う、シベリア寒気団が夏でも居座るので、台風も日本にはきませんね。」 「なるほど、なるほど。」 「梅雨が明けても、曇りの日々が多く、気温が上がりにくいのですよ。」 「それが、エルニーニョか。」 「そうなりますね。」 「ラニーニョは、その反対。」 整理しますと・・・ エルニーニョ現象は。 ・南米ペルー沖の海水温が上昇(下がらない) ・その結果、上昇気流が盛ん ・周りの空気が、ペルー沖に集中。 ・ペルー沖では高気圧になるため、周りは低気圧に。 ・太平洋高気圧も、ペルーに引っ張られ、太平洋に張り出さない。 ・日本では、高気圧が来ないので、低気圧が南下。 ・日本列島が低気圧に覆われ、梅雨明け以降も、北風と日照不足の夏。 ・気温が上がらず冷夏。 ざっくり、こんな感じなんでしょう。 ラニーニョはこの反対。 ・南米、ペルー沖の海水温が下降。 ・下降気流が起き、ペルー沖から世界中にに向かって風が吹く。 ・日本では、暖かい風がペルー(東)からバンバン吹いて来るので、高気圧も北上。 ・太平洋沖で発達した台風も、その風に乗り、次から次へ日本に上陸。 ・太平洋高気圧の張り出しが強く、ペルー沖の海水温が下がるまで、日本列島は高気圧に覆われ、残暑も続く。 「と、言うことで、エルニーニョ現象では冷夏、ラニーニョ現象では猛暑。」 おわかりいただけました? 細かいことはさておき、たぶん、ざっくりと、大筋では会っていると思います。 ただ、絶対正しいとはわかりませんので、あしからず。 もし、大きな間違いがございましたら、ご指摘お願いいたします。 そんな、飲み会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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