１０月・１１月と大幅な赤字を記録したため、最初に確保していた運転資金が尽きてしまいました。
１２月は無理を言って、両親の老後の蓄えを借りて運営しています。

流石にこのまま店を維持することは出来ないので、最悪年内での閉店となりそうです。
開業時には６か月分の運転資金を確保しておくものだ、とアドバイスしてくれた人もいましたが、こういうコンセプトを前面に押し出した店は、そのコンセプトがお客様に受け入れられなかったときは潔く撤退するべきだと思います。
元々こういう店は当たるか外れるかのどちらかだろうと思って、短期決戦のつもりでした。結局、そういう意味ではこの出店は外れだったのでしょう。

現状では穴の開いたバケツに水を注ぐだけなので、このまま続けても泥沼にはまるだけで、今撤退するならゼロに戻るだけで済むが、このままだと再出発がマイナスからのスタートになってしまいます。
そういう意味で年内の撤退を覚悟し、大家サイドにもその旨の話をしました。

ところが、従業員にその話をしたところ、何とか思いとどまれないかと説得されました。そして来月からの再建案を提案されました。
その再建案は興味深いものでしたが、現実問題、再建計画としては甘いものだったので私のほうで修正を加えました。
ということで、これから関係各位との調整が必要となりますが、再建計画は出来上がりました。

ただ運転資金が尽きた現状としては撤退せずに続けることは相当のリスクを負うことになります。
当店の現状を鑑みるに、そのリスクを負うだけの価値があるのか正直疑問に思っています。

１０月・１１月と当店の売上は総経費の３割に過ぎませんでした。そして現在も多少の改善はあるにしろ、その傾向は変わりません。
はっきり言うと、商売として成り立っていないのが現状です。

個人的な意見として、１２月の売上がせめて総経費の５割まで行くのなら続ける意義があると思います。
それなら、来月からの再建案に基づいて３月を目処にした単月赤字の解消が可能だと思うからです。

これを読んでいる皆さんにお願いしたいのは、是非とも当店に足を運んでいただきたいということです。
そして、この店が今後も続けていくだけの価値がある店だ、と信じさせてください。

正直なところ今月中に撤退するかどうかは五分五分です。
これから関係各位に無理なお願いをしなければなりませんし、相当な労力が必要となります。
禁煙フリー雀荘というコンセプトが、私の独り善がりなアイディアに過ぎないものであるなら、無理して続ける必要はないと思います。

それならサラリーマンとして再出発するのもいいかなと思います。
今まで土日休みの仕事をしたこともありませんでしたし、現状の休み・収入ナシの状況から見ると非常に羨ましいです。
もちろん半年前までは私もサラリーマンをしていましたので、サラリーマンなりの苦労があることは承知しています。それでも毎月安定収入があることは非常に魅力的です。
特に冬のボーナスが支給されたであろう先週・今週は尚更です。

続けるべきか、撤退するべきか迷っています。
続ける場合は再度両親に迷惑をかけることになるので、それだけが心配です。
最大の親不孝は両親より先に死ぬことですが、金銭で迷惑をかけることはその次くらいの親不孝でしょう。
両親は出来る限りのバックアップをすると言ってくれましたが、家を新築したことでお金が殆ど残っていないことは私も良く知っていますので、更に頼ることは非常に心苦しいです。

いずれにしても今月の売上で判断したいと思います。
この店が続けるだけの価値があるのかどうかを…