カテゴリ:韓国経済
2017.2.10 朝鮮日報
韓国海運大手の韓進海運が実質的に破産した状況で、韓国では唯一の遠洋海運会社だった現代商船も昨年、大幅な営業赤字を出した。 デンマークの海運世界最大手、マースクも第2次世界大戦以降で2番目に悪い業績だった。 現代商船は昨年、売上高が前年比19%減の4兆5800億ウォン、営業損益は8334億ウォンの赤字で、赤字幅が2倍近く増えた。 同社の業績低迷は、世界的な生存競争による運賃下落が主因だ。 さらに、構造調整も進めたため、営業活動も行えなかった。 (中略) 今年の海運業界は最悪の状況から脱却するとの見方もある。 (中略) 現代商船も昨年第4四半期には前年同期比で増収となり、営業赤字も縮小した。 同社関係者は「燃料効率が高い新規船舶を確保し、米国路線などの営業力を強化することで、今年の業績は昨年より改善するのではないか」と述べた。(引用ここまで) 朝鮮日報の記事によると現代商船の2016年決算は前年対比2倍近い赤字だったが、 今年以降は数字も改善するのではないかと書いています。 韓国最大手の韓進海運が破綻して、その分の取引が現代商船に流れれば、収益改善もあり得る話だと思います。 とはいえ、新規に現代商船を利用する顧客は韓国企業が大半だと思います。 韓進海運の破綻処理の際に、韓国政府の支援が全くなかったこと。 そのために、大量の貨物が海上を彷徨い物流に大混乱を引き起こしたこと。 世界中の荷主からの信頼は地に堕ちたことと推測されます。 下の表は2016.6.3産経ニュースからの転用です。 韓進海運破綻前の記事ですが、表を見ると「利子補填倍率」という指標で、現代商船は韓信海運より数値が悪いことがわかります。 一歩違っていたら、現代商船の方が先に破綻していた可能性もあったわけです。 最後に公益財団法人日本海事広報協会から韓進海運破綻前のコンテナ世界シェアを転載します。 韓国マスコミが世界7位企業を連呼していましたが、破綻前のシェアは3.1%に過ぎなかったわけですけどね。 それでも国内最大手の㈱商船三井よりかはコンテナ船シェアは大きかったというわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月13日 23時52分30秒
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