カテゴリ:日本経済
2017.1.25 財務省報道発表
平成28年分については、輸出は鉄鋼、自動車等が減少し、対前年比▲7.4%の減少となっ た。 また、輸入は原粗油、液化天然ガス等が減少し、▲15.9%の減少となった。 その結果、差引額は4兆741億円となった。 輸出総額 70兆 392億円(前年比-7.4%) ・・・4年ぶりの減少 輸入総額 65兆9,651億円(前年比-15.9%)・・・2年連続の減少 貿易収支 4兆 741億円・・・6年ぶりの黒字 貿易収支の黒字は、東日本大震災以来です。 昨年の輸入額が15.9%減少した影響が大きいわけですが、 減少した品目で見ると 原油 … -32.4%(寄与度-3.4%) 液化天然ガス… -40.4%(寄与度-2.8%) 石油製品 … -41.1%(期油度-1.0%) といった感じで、輸入減少要因の半分近くを石油関連で占めています。 もちろん「不況型黒字」を否定はしませんが、少なくとも震災以降の貿易赤字は、 原油及び液化天然ガス(LNG)の輸入額増によるものであると推測されるため、 ここしばらくは、原油やLNGの価格が日本の貿易収支に影響することとなります。 (出典:資源エネルギー庁) この資源エネルギー庁の表は分かりやすく、日本の貿易赤字にLNGの輸入量増が影響していると書いています。 なかなか原発再稼働しにくい環境下でありますが、原油やLNGが数年前の約半値の今のうちに資源政策の目処をつけてもらいたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月16日 23時00分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本経済] カテゴリの最新記事
|
|