カテゴリ:日本経済
2017.2.8 日本経済新聞
財務省が8日発表した2016年の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は20兆6496億円の黒字だった。 原油安で貿易収支が大幅に黒字転換したことが寄与し、前年から4兆2370億円黒字幅を拡大した。 経常収支の黒字額は07年(24兆9490億円)以来9年ぶりの高水準で、通年ベースで過去2番目の大きさだった。 訪日外国人の増加を背景に旅行収支は過去最大となった。 (中略) サービス収支は9748億円の赤字(前年は1兆6784億円の赤字)だった。 赤字額は1985年以降で過去最少。 旅行収支が1兆3391億円の黒字と、比較可能な1996年以降で過去最大となったことが寄与した。(引用ここまで) 2016年の訪日外国人数が過去最高の2,403万人(日本政府観光局 報道発表)になったことで、日本のサービス収支における「旅行収支」が大幅に改善しています。 少しやっつけで表を作ってみました。 画像が小さくて分かりにくいかもしれませんが、赤いラインが旅行収支ゼロのラインです。 2014年あたりから旅行収支が黒字化しています。 で2016年が1兆3391億円の黒字。 2000年頃までは年間3兆円以上の赤字だったことを考えると大きく改善しています。 2020年の東京オリンピックまでは、訪日外国人数が増え続けると報じられてますが、それ以降も日本が「観光立国」としてやっていけるかどうかは、今後の政策次第だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月24日 00時00分23秒
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