カテゴリ:日韓関係
2017.3.17 ハンギョレ
日本大使館前の少女像をめぐる韓日両国間の対立は、2015年の合意以降、韓国内部の問題に変わったようだ。 当事者が排除された中で締結された政府間の合意は、対立を深めている。 合意文の公開を命じる裁判所の判決にもかかわらず、頑として公開を拒否する外交部の態度は、少女像の移転に関する裏合意が存在するかもしれないとの疑いを抱かせる。 両国の12・28合意の履行を強調した黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行の三一節記念演説は、このような疑念を確信に変えた。 (中略) 作品に隠された暗号の中で最も大切なことは、向こう側にある日本大使館を見つめる少女の目ではないかと思う。 白い画用紙に淡い色で下絵を描いていく年ごろを、墨で塗りつぶされて一生悔恨の中で生きてきた女性が「自発的に売春をした」と強制性を否定してきた日本に向かって見開いたその目だ。 日本は自国大使を招致してまで少女像を嫌うのも、そのためだろう。 視線は対象を前提とする。 だから少女像の最も重要な芸術的価値は、日本大使館の向かい側のその場所にあるのだ。 (中略) ところが、少女像は(これらの作品とは)異なる。 日本大使館の前を離れて美術館や他の場所に移された瞬間、命を失うことになる。 創作者は自分の作品が毀損されない権利を持つ。 これを著作人格権、狭くては同一性維持権という。 作品は作家の人格の一部ということだ。 作品の所有権が他人に移っても著作人格権は作家に残る。 したがって、少女像の移転は作家たちの著作人格権の侵害になりかねない。 所有権者である挺対協が了解したとしても、移転を強行することができない。 (中略) しかし、この合意で「平和の少女像」の作家たちの著作人格権侵害問題まで解決されたわけではない。 少女像の移転を望まないハルモニたちだけでなく、もし間違った合意だったことを認識し、履行を拒みたくても合意を覆すという非難を恐れて躊躇する政府にとっても、作家の著作権は意外な解決策になるかもしれない。 (引用ここまで) 「韓国の赤旗」ことハンギョレ新聞への寄稿だそうです。 長々として読みにくいのは、韓国の記事の特徴ですが、この寄稿も文章が長いだけの駄文です。 別に「邪神像」または「捏像」の芸術的な価値なんてどうでもいいのです。 (よくネットの掲示板で「売春婦像」と書かれる場合がありますが、太平洋戦争中の慰安婦は、日本人女性がその大半を占めており、その多くの方が「お国のために」と慰安婦募集に応じていたと思われますので、その方々も含めて「売春婦」とするのは本意ではなく、このブログではその表記は使用しません。 もっともいま喚いている挺身隊の人たちは、「お国のために」ではなく「お金のために」応募していたのでしょうけども…) 話が少し逸れましたが、像の芸術的な価値だの著作権だのはどうでもよく、「ウィーン条約第22条2項」『接受国は、侵入又は損壊に対し使節団の公館を保護するため及び公館の安寧の妨害又は公館の威厳の侵害を防止するため適当なすべての措置を執る特別の責務を有する』が守られていないから守りなさい。 文句があるなら、ウィーン条約から脱退すればいいじゃない。ということなのです。 正直言って、今の韓国に観光目的で入国するのは正気の沙汰とは思えませんが、仕事やスポーツ観戦でやむを得ず韓国に入国する人も多数いると思います。 その人たちを「韓国内の狂人」から守るのが国際条約であり、「外交関係に関するウィーン条約」なのです。 「著作権」より「公館の安寧を示した国際条約」が上に来るのは、「韓国内の狂人」を除けば、世界中の大多数が理解してくれると思います。 長嶺大使の一時帰国は、世界で一番優しい日本政府が、国際条約も理解できない愚かな韓国民に対して、分かりやすく諭してあげていると思って差し支えないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月21日 23時00分04秒
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