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2017年06月05日
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カテゴリ:雑記
再びのご無沙汰です。

 未だ体調が芳しくないのですが、これだけは書いておきたい雑記です。

 本格的に体調を崩すまで、長く埼玉県春日部市に住んでいたこともあり、
 浦和レッズを応援しているのですが、5月31日のACL ROUND16 浦和VS済州にて
集団暴行事件が発生しました。

 マスコミでは「乱闘」と表記されていますが、浦和サイドは誰も手を出していないので
 ここでは、一方的な「暴行」事件と表記します。





 事件が起きたのは、浦和が3点目を挙げた延長後半16分-18分です。

 「試合に出場していない選手」である、済州のペクドンギュ選手が、トラブルを仲裁していた浦和の阿部主将の側頭部に肘打ちを加えて昏倒させています。

 画像の動画がそれですね。

 その前には、コーナー付近でボール保持していた柏木選手やズラタン選手にも暴行を加えている動画が残されています。

 また、試合終了後には、槙野選手を複数人で追いかけまわした動画も残っています。

 ちなみに被害者の阿部選手です。


 Jリーグを観ている人には良く知られていますが、日本サッカー界における伝説的な選手です。
 個人的には、釜本邦茂氏や三浦知良選手に匹敵する偉大な選手だと思っています。

 その阿部主将に対し、ただトラブルを仲裁していただけの阿部主将に対し、暴行を行ったわけです。
 側頭部への攻撃のため、後遺症が心配されましたが、6月4日のリーグ戦には出場していました…が、後半25分に途中交代となり、Jリーグ記録である「139試合連続フル出場」の大記録が途切れることになりました。

 阿部主将は、非常に我慢強く、またサッカー界屈指の人格者でもあるため、暴行の後遺症について口には出していませんが、全く影響がなかったとは言えないと思われます。


 この事件は、動画サイトなどを通じ、世界中に拡散されていますが、韓国においては、「槙野選手が挑発したのが悪い」という論調になっています。
 また、試合後に済州監督の「浦和は勝者のマナーが出来ていない」というコメントも大きく報道されています。

 なぜこのような解釈に…済州は「5つのうち4つで浦和に非」と主張(ゲキサカ) 
 しかし済州はあくまでも浦和にも非があるという姿勢を貫き通すようだ。同メディアによると、済州は今回の乱闘劇は5つの状況に区分できるとし、そのうち4つで浦和側にスポーツマンシップを欠く行為があったと主張しているという。

 まず済州は「(1)浦和に3点目入った直後にFWズラタンがMFクォン・スンヒョンに向かって指で3-0と示して嘲笑。(2)それに怒った控え選手のDFペク・ドンギュがピッチに乱入して、MF阿部勇樹に対して暴行を働いた」と経緯を説明した。

 そのあと今度は「(3)MF武藤雄樹が済州ベンチに向かって拳を突き上げて挑発。その行為は浦和のスタッフによって収められたが、(4)試合後にはそのスタッフも済州側に向かって水を撒く行為をして、ボトルを地面に叩きつけた」。

 そして「(5)済州を刺激するようなセレモニーを制止させようとDFキム・ウォニルとDFクォン・ハンジンがDF槙野智章に近づいたが、槙野が逃げたために酷い姿が演出された」と主張しているという。
(引用ここまで)


 日本においても、テレビ朝日とTBSにおいて、「浦和が(も)悪い」というコメンテーターのコメントが残されています。

 そもそも、各メディアの「乱闘」表記にある通り、「どっともどっち」「両成敗」的な雰囲気が醸し出されていますが、結局、下記記事に結論付けられると思います。

「「済州の暴力はサッカーへの恥辱」 ACL浦和戦の愚行、韓国紙上で英公共放送通信員が断罪(FOOTBALL-ZONE)」

 「済州ユナイテッドの暴力はサッカーへの恥辱」という特集の筆者はジョン・デュアーデン氏。
 BBCのみならず、ニューヨーク・タイムズ、ESPN、ガーディアンなど欧米の大手メディアで通信員を務めているアジアフットボールのスペシャリストだ。
 記事ではこう報じている。

 「韓国サッカー界にとっては最高の一週間ではなかった。U-20代表はU-20ワールドカップの決勝ラウンドのポルトガル戦で敗退した。あまり知られず、あまり話題となっていないが、もっと酷い敗退がある。それはアジア・チャンピオンズリーグからの済州ユナイテッドの敗退だった。これも決勝ラウンドでのことで、それはKリーグにとってポジティブなイメージではない」
(中略)
 記事では「フットボールの世界でよくあることだが、浦和は総力を使い、時間を浪費した。そして、済州にゴールを決める時間を与えなかった。1点が必要な時には、信じられないほどフラストレーションが募るものだ。しかし、時間は急速に失われている。対戦相手がプレーを止め、時間を浪費するために全力を使う時に、白熱することもある。そんな状況でのちょっとした押し合いは当たり前の光景だ」と指摘。
 終了寸前の浦和のプレー選択は勝利への常套手段で、これで苛立つ相手が怒りのリアクションで小競り合いに発展することは間々ある光景だと報じている。

 だが、済州の行動は度を超えていたと断定している。
(引用ここまで)





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最終更新日  2017年06月05日 20時00分04秒
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