カテゴリ:半導体
昨日の投稿の続きです。
天下の三星電子様が、稼ぎに稼いだ半導体の利益を投資に廻しているという記事がありました。 で、2017年の「大韓民国様」と「中華人民共和国」の「半導体製造装置」の日本からの輸入状況を比較してみました。 引用元は「財務省貿易統計の国別商品別輸出」です。 ■2017年(暦年)の「半導体製造装置」の日本からの輸出実績 大韓民国 :785,697(百万円) 前年比198.8% 中華人民共和国:735,307(百万円) 前年比147.9% ■2017年(会計年度)の「半導体製造装置」の日本からの輸出実績 大韓民国 :806,368(百万円) 前年比152.0% 中華人民共和国:797,406(百万円) 前年比145.7% 両国合わせて、1兆6000億円くらい輸出しているわけです。 日本の半導体製造装置をお買い上げくださるお得意様というわけですね。 韓国は既に「半導体製造装置」を買い捲っていて、不足分を追加購入している感じで、中国は新規で「半導体製造装置」を購入している感じがするので、一概に比較は出来ないのでしょうが、中国が半導体に力を入れている様子が、こういう実績から見えてくると思います。 ちなみに2018年4月の実績で見ると、中国が1,025億円で、韓国が565億円。 中国は前年の2倍以上、逆に韓国は前年割れの実績でした。 2018年3月で比較すると、中国が1,003億円で、韓国が823億円 中国は前年比7割増、韓国は前年割れ。 というふうに、この2ヶ月では中国が韓国を逆転しています。 中国の半導体投資の勢いは、これからますます強くなっていくことでしょう。 だからといって、すぐに中国が伸びて、韓国に追いつくかと言えば、決してそうではないということを次回の投稿で整理したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月24日 23時00分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[半導体] カテゴリの最新記事
|
|