７月のＩＣＴ輸出額１８．２％増　２０カ月連続２桁の伸び＝韓国【聯合ニュース】

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2018年08月21日

カテゴリ：貿易収支【韓国】

2018.8.16 朝鮮日報/聯合ニュース

　韓国の科学技術情報通信部は１６日、７月の情報通信技術（ＩＣＴ）分野の輸出額（速報値）が前年同月比１８．２％増の１８５億６０００万ドル（約２兆５６０億円）だったと発表した。
　輸出増加率は２０１６年１２月から２０カ月連続で２桁台を維持した。
　ＩＣＴ分野の輸入額は９．８％増の９１億ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は９４億６０００万ドルの黒字だった。

　３大主力品目の半導体、ディスプレー、携帯電話の輸出額が１４年１２月以降４３カ月ぶりにそろって増加したことが好調をけん引した。

　半導体はサーバー、スマートフォン関連の需要の増加傾向が続いた影響で、３０．２％増の１０４億７０００万ドルを記録した。
　３カ月連続で１００億ドル台の輸出を維持し、２２カ月連続で増加が続いた。

　ディスプレーは液晶パネル（ＬＣＤ）の競争が激化する中、大型有機ＥＬパネルの需要拡大により２．６％増の２５億１０００万ドルを記録し、８カ月ぶりに増加に転じた。

　携帯電話はプレミアムスマートフォンの輸出好調などで６．８％増の１３億５０００万ドル、コンピューターおよび周辺機器は１０．０％増の９億３０００万ドルと集計された。

　地域別では中国向けの輸出が半導体、コンピューターと周辺機器の輸出好調で２６．１％増の１０１億６０００万ドルを記録した。
　ベトナム向けは１０．８％増の２２億５０００万ドル、米国向けは１９．２％増の１７億ドル、欧州連合（ＥＵ）向けは１４．８％増の９億５０００万ドル、日本向けは２６．３％増の３億９０００万ドルだった。(引用ここまで)　

■ICT全体輸出実績：185.6億米ドル(+18.2%)

◆品目別輸出実績
・半導体：104.7億米ドル(+30.2%)
・ディスプレイ：25.1億米ドル(+2.6%)
・携帯電話：13.5億米ドル(+6.8%)
・コンピューター等：9.3億米ドル(+10.0%)

■国別輸出実績
・中国：101.6億米ドル(+26.1%)
・ベトナム：22.5億米ドル(+10.8%)
・アメリカ：17億米ドル(+19.2%)
・EU：9.5億米ドル(+14.8%)
・日本：3.9億米ドル(+26.3%)

　今回の記事では、品目別・国別の実績が記載されていたので、整理していました。
　日本向け輸出は中国向けの４％以下みたいですね。
　DRAM半導体メモリで市場を寡占しているのにかかわらず、日本向け輸出の少なさは意外な驚きです。

　そして、相変わらずの半導体・中国向け偏重の構成です。
　さて、半導体などに対するアメリカの中国への追加関税発動は23日に迫りました。
　今月は駆け込み輸出があるので、引き続き増加するでしょうが、9月以降はどうなるのでしょうか。
　引き続き追いかけていきたいと思います。