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カテゴリ:登山
今朝の起床は4時58分でした。昨夜、カミサンから念を押された。「貴方、明日はちゃんと床屋さんに行げへや。それに貴方の夏の礼服もクリーニングに出しておげへや」私「ん?明日の予定だからちゃんと行くよ、明日しか空いてないからね」 今朝、カミサンを送って行った帰りに、クリーニング店に寄ると午前10時からではないか!帰りに寄ってね~やってなければ寄れません~と心の中で叫んでいた。その足で行く予定だった「サ・パス」理髪店(津軽弁=さっぱドす:さっぱりする=に引っ掛けたネーミングに間違いない)に寄って、開店時間を確認する。午前9時からである。自宅に戻って、洗濯機を回して一服したら9時になった。 歩いてものの5分ほどの距離である。ポニーテールを揺らしながら歩いて行くと、一人で切り盛りしてるらしい店主がもう、お客さんの髪を洗っていた。 「すいません、いいっすかぁ~?」店主「あら?散髪ですかぁ~!今日は休み明けで込んでいるんですけど、予約入れますかぁ~?」 「お願します」「じゃあ12時でいかがでしょう」「構いません」 「で、どうなさいます」「スキンヘッドにしたいのですが?」「え”ぇぇ~剃るんですか?」「出来れば!」「出来ない事はないですけど~」私みたいな爺様がポニーテールしている事自体が風変りな事に間違いないのだが、その爺様がスキンヘッドにしたい~なんて言うものだから、店主も面食らったに相違ない。 で改めて12時に出掛ける事にして、今書き込みしているのである。12時までは時間がたっぷりあるので、洗濯物も乾燥かける時間もあるし、心にゆとりが生まれるのである。その内、ポニーテールとスキンヘッドの対比写真を掲載したいと考えている。 さてと今日は時間がたっぷりあるので、先日行った岩木山登山の話にしましょう。二日連続しての登山予定だった初日正午、車を岩木スカイライン(有料)に向け走らせていた。カミサン「ハクサンチドリにはちょっと早いかもしれないんだけどねぇ~例年なら7月6日に行ってるのよ、来週は行けないでしょ。だから今日なのよねぇ~!」 私「じゃあ咲いていないかも知れないの?他にもなんかあるっしょ」午後からの登山である。行き交う車も週末とは思えないほど、少ない。しかし、天候は絶好の晴天。岩木山の頂上もくっきり見え、青い空に凛として佇んでいる。 スカイライン8合目に到着したのは、1時過ぎであった。盛んに係員が連呼している。「4時半にはリフトが終了しますからねぇ~」カミサン「あれまぁ~時間が足りないわね。頂上まで行けないわね。リフトで行ってリフトで降りましょう」私「ん?登山じゃないよね!」 でも、カミサンのお気に入りはリフトからのハクサンチドリの群生である。私も初めて見た時の感動を未だ忘れられずにいる。我が夫婦が岩木山にハクサンチドリがある事を知ったのは偶然の産物である。 八幡平で道端に群生するこれを見た時も車から降りて、わざわざ写真に収めたほどなのだが、たまたまの岩木山登山で発見した喜びは例えようのない感激だったのである。 それもそのはず、我が夫婦は地元の山であるにも関わらず、岩木山に高山植物は少ない~と言う観念から逃れられずに居たのだ。何の事はない、花の咲く時期を逸して登山していたに過ぎない事が判明したのだ。 それ以来、花の時期を逃さず登山するようになったのだ。それも数年前からの話である。数年前までは岩木山に花はなぃ~!と思っていたのだから。 今回は早いかもしれない~とは裏腹に、パーキングエリア脇にはもう、青紫の花々が点々と連なっていた。カミサン「お父さん、お父さん。咲いてるよ。見頃のリフトになりそう」嬉々として、はしゃぐカミサンを尻目に「早くリフト乗らないと!帰りが間に合わなくなりますよ」 予想通り、リフトが行き交う真下にはハクサンチドリの群生。凄い、凄いを連発しながら9合目付近までやってくると、カミサンがリフトの上からお茶を入れたドリンクホルダーごとを落っことす。飛び降りる訳にもいかず、諦める事となった。 9合目でリフトを降り、早速、錫杖清水に向かい歩き出す。この錫杖清水は岩木山固有種のミチノクコザクラの群生で著名なのである。向かう途中、なぁ~んとイワヒゲが塊になって一杯咲いていた。勿論、シナノキンバイは言うに及ばず咲いて、汗する者の心を和ませていた。 一通り撮影を済ませた私達は帰りのリフトに向かう。途中、軽装の観光客であろう何組から頂上までどれくらい掛かるか尋ねられた。私は「もし、帰りもリフトなら諦めた方がいいですよ。最終リフトは4時20分ですからね。スカイラインゲートも5時で閉じちゃいますから」と教えてあげた。 その中で、地図を持つアメリカ人とおぼしき人からも尋ねられた「こっこの道はどこ行きますか」私「・・・ジスウェイ?~ん~カッカッカ~スペースエリア!」可笑しな和英語になっていたに違いない。パーキングエリアが出て来なかったのだ。カミサンは後で大笑いしていた。とっつばれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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