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カテゴリ:つれづれ日記
私が子どもの頃は、福岡では、ほとんどの小中学校で、
8月6日または9日が出校日になっていました。 普段授業以外ではつけないテレビがついていて、 平和祈念式典の中継が流れ、鐘の音に合わせて黙とうを ささげたものでした。 今も、家の周りでは、今日は出校日のようで、 今朝、登校している小学生を見て、ふとその光景を思い出し、 あらためて同じように家のテレビをつけて、 娘を抱っこしながら、平和祈念式典を見ました。 子どものころにも、幼いながらに、いろんなことを感じましたが、 今年は、抱っこしている娘を見ていたら、 表現するのが難しいくらい、いろんな思いがめぐりました。 いろんな事件や事故、経済のこと・・・そんな喧騒はあれど、 今こうして娘を抱っこして平和に暮らしていることがどんなにありがたいことか、 65年前の今日、同じように赤ちゃんを抱っこしていたお母さんが どんな思いをなさったか、どんな痛いめに、つらいめに遭われたか、 人が命のバトンをつなぐことってどんなことか、 こうしたことを伝えていくことは大切なことだとか、 ・・・ よくわからない涙がでてきました。 私の一番身近な戦争体験者である祖父母は、 あまり戦争を語ろうとはしませんでした。 理由は今となっては聴けずじまいですが、 何か理由があったのだろうと思います。 私は特に何か政治的、宗教的な特定の信条をもって いるわけではないのですが、娘を授かってみて初めて、 いつか、娘にも、今の私たちの世の中は、 こうしたいろんな方の犠牲というか、思いや体験、 歴史の上にあることを伝えなくてはと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 7, 2010 07:05:05 PM
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