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今日、運転中にふっと思い出したことがあります。
上の娘(現在9歳)がプリスクールへ行っていた頃。 週に一度、現地校の後に 日本語の幼稚園に 1時間半(だったと思う・・)程のクラスに通っていました。 当時、3歳か4歳の娘には、 家庭では日本語一本! と決めていたので、日本語が強い子でした。 (夫も日本語話せるので)
そこに来ていた、ある米人夫・日本人妻カップルのお子さんは お父さんが日本語を全く話せない =(イコール)家庭での会話は英語、と言う環境で 英語は年齢相当、 日本語は、ちょっとおかしい&表現力が微妙&妙なアクセントだけど、 まぁ、なんとか理解できるレベルの日本語を話していました。
で、(冒頭で言いましたが)何を思い出したかと言うと その子のパパが 子供達のお迎えの為の保護者用の待合室の様な所にいました。 ハロー!などと、差しさわりの無い話をしていると、 「お宅の子は英語話せるの?」 と聞かれました。 「一応プリスクールではどうにかやっているし、 多分理解は出来ていると思う。」 と、少し謙虚に答えました。
謙虚に答えはしましたが、 実は、フツーに話せていました。 家では100%日本語だったのに、 プリスクールへ行きだして、 わずか数ヶ月で
スーパー
レストラン
モール
どこへ行っても 知らない人に積極的に話しかける(アメリカですから、当然英語) 無敵な娘だったんです。
シャイな夫、人見知りな私の子とは思えないほどの 積極性のある子でした(今でもそうですが・・・・)
そうこうしているうちに、 クラスを終えた子供達が教室から出てきました。
先ほどのパパがうちの娘を捕まえ、 英語で色々話しかけ始めました。 (人の子構わないで、 自分の子連れて帰ったらいいのに・・・・) とひそかに思いながら様子を眺めていると
急に、あまり見かけないクラスメートのお父さんに話しかけられ、 ちょっと戸惑って、 固まってしまい、あまり返答できていなかった娘。
そして
そのパパ、
フッと私の方に向きを変え、
「あんまり話せないね!」 (Very Limited!)
と馬鹿にしたような笑いを浮かべて、そう私に言いました。 娘をテストする為に 教室がお開きになった途端に 駆け寄っていくって、 どういう意味があるの?!
そして、今度は自分の娘を捕まえ 色々英語で話し始め、 「ほら、うちの子はペラペラ」 (Look! she is fluent!) だって。
返す言葉もありませんでした。
今、あの子はちゃんと日本語しゃべれているかなぁ・・・・ とちょっと心配になったりします。
で、前置きが長くなりましたが、 多くの言語学者も言っていますが、 幼少期のメインの言語は一つに絞った方が良い。 第一言語をしっかりと身に付けていれば、 第二、第三言語は必ず付いてくる、 と言う事です。
中途半端に日本語と英語を幼少期からやっていると いわゆるダブルリミテッド つまり、バイリンガルどころじゃない。 両方の言語が「ビミョウ」になってしまうのです。 そうなると、学校の勉強も 「言語を理解してこそ」 ですから、全体的な成績にも悪影響と言うわけです。
但し、発音の事を考えると、第二言語は ネイティブの発音で 12歳以下に習い始めた方が良いそうです。 それ以降になると、どうしてもアクセントが消えないそうです。
と言う事で、 今日は運転中、 あのパパの 「Very Limited」 の言葉が頭の中をグルグル回っていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、読み返しながら 6年も前のことなのに、相当根に持ってるね、アナタ。 と我ながら怖くなりました(爆)。
なんだ~ぁ、結局バイリンガル(正式にはトライリンガルですが)の娘の自慢話か! とあきれたあなた・・・・こちらへどうぞ(笑) ↓
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