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カテゴリ:文化、日本と東南アジア
タイ在住中に訪問したこともある「プレビヒア寺院(カンボジア名)=カオ・プラ・ウィハーン(タイ名)」の記事を見かけました。日本にいると戦争なんてまったく無関係なんて感じですが、世界ではあちこちで撃ち合いしてい。タイ・カンボジアは日本からの観光も盛んだけど、数年前からここでは領土争いの銃撃戦が起きていることを知っている人は少ないじゃないかと思います。
遺跡としてはアンコール・ワットにつながるクメール文化の遺跡であり、こことアンコール・ワットの遺跡実物を見れば、寺院の建物や壁の装飾はそのことが自然と分かるくらいに特徴的です。 遺跡自体はカンボジア領だというのが国際機関から勧告されているのですが、この遺跡は断崖絶壁に位置していて、アクセスするにはタイ国内からしかできないという地形で、タイからは両国共同で管理しましょうと言う提案がされたのに対して、カンボジアは独占的に管理するという話が出てきてために戦争状態にいたったという経緯です。 2007年に訪問したときも両国の軍が2~3kmで対峙する形で大砲を向けあっている状態でした。まあ、それでも当時はそんな緊迫した感じはなく、兵士の人たちもにこやかに迎えてくれたのを記憶しています。 アンコール・ワットを訪れた方は多いと思いますが、ここは日本から訪問するとするとバンコクで乗り換えてウボン・ラーチャターニーへ向かい、さらにそこから自動車で1時間半ということで訪れる人が非常に少ない。しかし、遺跡としては1km四方くらいの大きさがあると思われて見応えのあるものと感じられましたが、荒廃がすすんでいて建物が崩れていたり、カンボジア国内紛争時代の地雷が残っていたりということで、今回の紛争をはやく終息させて復元を図って欲しいと願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.20 22:28:33
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