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カテゴリ:文化、日本と東南アジア
京都、知恩院の三門に入れるということで、去年の冬には妙心寺と東福寺の三門をみていたので、こちらも興味があり、行ってきた。山門ではなく、三門と書く。仏国土へ入るためには3つの門をくぐらねばならないところから来ているそうだ。
興味があるのはどの三門にも2階部分に釈迦如来と十六羅漢を安置している。どのような意味があるのか?ちょっと調べてみたが良く分からないが、お寺の境内を仏国土と見立てて、その導きを行っていただけるのが、お釈迦様とその弟子の十六羅漢さんということを暗示しているのかも? 3つの三門ともそれぞれの味わいがあり、天井には龍と天女が描かれていることなども共通している。今日の知恩院の三門の扉、壁面には明治になったときの廃仏毀釈による落書きが多数残っていたのも非常に興味深いものであった。 ちょっと考え方がひねくれているかも知れないが、江戸時代の初めに創建された建物に明治の初めの落書きが残っている建物というのも、日本の歴史、文化の流れを表す貴重なものだと思った。今日は特別公開ということでガイドの方の説明があったが、これらの落書きのために国宝になるのが遅れたということだけど、その落書きを落とさずに残したまま、国宝になったことの方が美術遺産としては価値が無いかもしれないが,文化遺産といしては面白いと思った。 高さ24m横幅50mのこの門は日本一の門ということで、奈良の東大寺の南門よりも大きいということです。一度、行かれたら良いところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.13 21:25:27
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