木蔭に木蔭に花の群れ　すみれにローズマリー

私が子供の頃は、みんながピアノを買った。

当時は給料も安かった。月給１５万くらいの給料で５０万もするピアノを親はよく買ったもんだ。と今となっては思う。本当に感謝である。

今は倍くらいのお給料をもらってても５０万のピアノを買おうとはしない。

子供にお金をかけなくなったのか。。？

と思うとそうでもない。

くだらないものはよく買い与えてる。

なぜ、本物にもっとお金をかけないのだ。。。と思う。


昭和初期のころの子供達の写真など見ると、子供が修学旅行に行く写真なのだが、
清潔なブラウスにスカートを女の子は履いて、男の子はシャツに短パンをピシッ！と履いている。　今みたいにトレーナーにズボンみたいな野暮な格好ではない。

それに見送るお母さんたちが実に清潔なワンピースやブラウスをきている。

私達が子供の頃、授業参観にお母さん達は、みなワンピースやスーツをピシッ！っと着てきたものだ。
だれもティシャツとかで授業参観にくる人はいなかった。
地域にもよるものかもしれないが、
私の学校ではそうだった。

授業参観ともなると、お母さん達のお化粧の匂いがぷんぷんとしたことを良く覚えている。

今、お化粧は匂わなくなったなぁ。


なんか、最近の日本人は、偽者とか、野暮なものとかで、ごまかされてる気がする。

資本主義は問題が多い。

病人は病人でいてくれなければ、医者も薬局も儲からないし、

受験戦争は競争してくれれば、受験産業はもうかる。

ピアノも小さい頃からやらないとだめと言って、青田刈りして、儲ける。
コンクールも炸裂すればするほど、コンクール産業がもうかる。

競争させられて儲けている人が裏にはいつもいるんだ。

こういう人々はいつも人々を脅す。

小さい頃からやらないとだめだとか、勝ち抜くには○○を買ってノウハウを知れ！とか
勝ち抜かなくてはだめだとか、薬を飲み続けないとだめだとか。

どれも裏にあるのは儲けだ。お金じゃないか！


ふと気がつくと、全部嘘だったと気がつく。

いや、気がつく人はいい。ほとんどの人は一生騙されたまま行き続ける。

で本当に大成したりしてるのは、その枠の外にいた人たちである。


共産主義も大きく問題があるが、資本主義だって大きく問題があるのだ。