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私は頭の中で、ずっとストーリーを作っている。
物書きになったら良いのではないか、と時々思う。 この癖は幼稚園からである。 最初につくったストーリーは「えみちゃん」という話だった。 子供のときは、頭の中で話を作るときに、 部屋の細部まで、洋服の細部まで頭の中で描ききるのに 身体がもだえるほど、苦労した。 頭の中でありありと、目で見てるかのように描ききれないと どうにも気持ちが悪く、どこかぼやけた部分があると、 そこがイメージできないことが、神経がねじれるほど苦しいのだ。 今はそんなことは無い。どんな場面も 瞬時にイメージできる。 ただただ、自分の趣味で訓練してきたことである。 今では、ありとあらゆる話が頭に蓄積されている。 ほとんど、何にも役に立たない能力だと思うが、 芝居や脚本を書いてた頃があり、そのときにはその能力は120パーセント発揮された。 自分でも驚くほど、周りの人も驚くほど、 ありとあらゆるアイディがが湧き出るのである。 それもそのはずだ。 頭にありとあらゆる場面のストーリーが蓄積されているのだから、 どんな場面も様々なシチュエーションで演出できるのである。 私が死ぬ時、このストーリーたちも共に死ぬのだ。 そのとき私は 暗黒の中に漂っていた。 上も下もなく、空間もない、その中に神はいた。 あるとき、神は思った。 あらゆるものが見たい、と。 沢山の夢が見たいと。 そして世界は大きな唸り声とともに、はじけ、広がり、 そしてこの世は始まったのだ。 あなたと共にいつか世界は閉じるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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