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最近、本当に昔の友人に町でばったりあう、という出来事が3件あった。
なんだろう。何を意味してるのかしら。。 最近はロックを聴くことはほとんどないが、 ひとつだけ、実はスピッツが私は好きで、 これだけは、ときどき思い出しては引っ張り出して聴くのだ。 今日、隼(はやぶさ)というアルバムを聴いてて、 その中に「甘い手」という歌がある。 とても冷たく美しい歌なのだ。 ラブソングというより、自己陶酔ラブみたいな。笑。 メロディの美しさがより冷たさを演出するみたいな。 歌が聴きたい方はこちら↓ http://www.youtube.com/watch?v=5ejmlhbG0vM 遠くから君をみていた。いつもより明るい夜だった。 ゆっくりと歩みを止めて 言葉も記号も忘れて。 はじめから、はじめから、何もない。 だから今 甘い手で 僕にふれて。。。 遠くから君を見ていた。 反射する光に紛れた。 愛されることをしらない、まっすぐな犬になりたい。 繰り返し、繰り返し、楽しみに日をつなぐ 甘い手で 僕にふれて。。 これを聴いてたら、どうしても思い出す人がいる。 智仁君という、昔一緒にバンドをやってたベーシストで、 彼は もともとスタジオミュージシャンをやってたベースマンなのでとても上手かった。 コンビニとかで女の子に逆ナンパされるような人だった。 いい男というより、かわいいのだ。 華奢で透明感があって、詩的な雰囲気を醸し出してて、 人と絶対に目を合わせない。 情緒不安定な感じがあって、やたらに機嫌がいいかと思うと、 一言も話さない日もある。 そのころ たぶん彼は30過ぎてたと思われるが、 外見は20歳にしか見えなかった。 育ちがいいのか、いつも身の回りをきちんとしていた。 きれいにアイロンのかかったハンカチ。整理されたカバンの中。 いつも清潔で上品だった。 話し出すと実にウィットの飛んでいて、回りは爆笑の渦だった。 でも決して人と目を合わさないし、 いつもどこか孤高の人だった。 この甘い手を聴くと、この曲が彼にぴったりだと思うのだ。 彼は時々情緒不安定になって、一言も話さないような日もあり、 そうこうしているうちに、バンドを去って行った。 それから半年くらいした ある時、電話がかかってきて、 ドリカムのチケットが余ってるんだけど、一緒に行ってくれない?と誘われた。 なぜ、ドリカム。。。 久しぶりの彼は相変わらず、かわいくて、詩的情緒を惜しみなく振りまいていた。 そのオーラに触れるのはとても気持ちがよかった。 彼はその日一日、とても機嫌がよかった。それが救いだった。。 今また会いたいとは全然思わない。笑。 思い出は思い出のままに。 そこに置いておくのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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