山本貴志ショパンノクターンE flat Op.55 No.2
この演奏を完コピするぞ~~!!!
と萌えて、いえ、燃えて聴きまくっているのですが、
最初の一音から、
この 不発弾、みたいな、さいしょのB.. (爆)
これ、奥深いと思いません?
不発弾とは言いすぎかもですが、
普通は、もっとポーンと飛ばしてひくB。
普通はこのBが飛んでれば飛んでるほど、美しいと感じるのに、
山本君の場合、飛んでない、が美しく聴こえる。
これを、ちょっと、飛べそうで飛べないみたいな風に弾ける。
その、ちょっとしたカスんだ感じが、切なく聴こえる。
山本貴志君て、、すばらしくないですか?
もう、こっから私の琴線に触れてしまって、
心、揺さぶられてしまいます。
人は飛べそうで飛べない、だから素敵じゃないですか?
飛べちゃったらさ、そこにあこがれはないのよ。
山本君の演奏には、飛べそうで飛べない、そんな美しさがいっぱいだ。
いや~、これを完コピするには、もっとましな録音機器が必要とみた。
自分の耳だけではぜったい無理だ。
なんか買わなきゃ。
この左のこもった音がさー、素晴らしいよな~。
右と左の音色が完全違うものな~。
基本的にこの曲は三声で、それぞれをどう歌うかなんだろうけど。。
ポリー二とかホロビッツとかポゴレリッチとか聴いても、こんなに右左の音色違くないんだよ。
その辺に山本君の秘密があるかも。
巨匠より凄い。
陰影がすごい。
美しい。。。