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月曜の新聞の夕刊に大人の短歌教室という記事がある。
応募作は 「讃岐はね うどんが旨い」そう言って君は私に「行こう」と言わず という作品だった。 それをなんだか何ぞやの先生?だかなんだかが添削してこういう短歌に書き変えた。 「讃岐はね うどんが旨い」そう言って君は「一緒に行こう」と言わぬ おもわずのけぞった。 どう考えても応募作のほうがいい。汗。 応募作には空気がある。 先生は「もう少し恋心を色濃く表現しましょう、とかいうウンチくを 述べて「一緒に行こう」とかいう文に変えた。 あと言わぬ、のほうが言わずより断定的な雰囲気が和らぐとかいう ウンチくを述べている。。 君は「一緒に行こう」と言わぬ よりも、もとの 君は私に「行こう」と言わず このほうが音が綺麗だし、切ない。 こういう過ちはときどきある気がする。 ピアノのレッスンにありがちだ。 生徒が弾いた演奏が、理屈抜きに美しい場合があるはずだ。 先生という職業はときに「なんか注意しないといけないもの」だと 思ってる気がする。 なんか言わなきゃレッスンにならないと勘違いすることもある。 注意されて素直になおしたりしてはいけない といういい見本がここに見てとれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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