月下美人の花が数時間咲いた(画像)
純白,大輪,夏の夜,サボテン科クジャクサボテン類の一品種でたった数時間咲いた。8月はじめぐらいから葉の先の下向きの蕾が突然上向きとなる。これが開花の前兆であった。開花は8月4日の午後八時前後,辺りをはばかるように開花する月下美人の花姿には美貌,気品,貫祿ともに備わり,強烈な香りは夜の女王という名にふさわしい。初めてなので、月の光を当てると更に大きく咲くだろうと考えて外にだしたら更に膨らんだようだ。花姿が丁度クジャクが羽根を拡げた恰好に似ていてすばらしい。その後惜しくも夜半を過ぎるころから急速にしぼんで朝見たら「あさがお」がしぼんだように小さくなっていた。種はなかった。月下美人の花言葉は、「はかない美」「繊細」と言われていますが、まさにこの意味にぴったりだ。月下美人の名の由来は一年に一度満月の夜にだけ花を咲かせる性質からきているようだ。学名:エピフィルム・オクシペタルム(Epiphyllum oxpetalum) 属名エピフィルムはギリシャ語のepi=「上」とphyllon=「葉」ということから花が葉の上に付くように見える、オクシペタルムは「とがった花弁」の意味。台湾の友の話によれば、花は「曇花」と呼ばれ、スープ等の食用にしているそうです。