国内携帯電話のシェア
今年上期国内携帯電話端末のシェア概況が発表された。MM総研によれば、上期出荷台数は17.9%減の2,110万台 メーカー間のシェア争いはさらに混戦模様とのこと。メーカー間のシェア争いも激しさを増し、1位NECと2位パナソニックの差は急接近。追い上げる3位シャープや4位三洋電機の躍進で上位メーカーと下位メーカーの5位ソニー・エリクソン 6位東芝 7位富士通 8位三菱電機と差が縮まっているとのこと。05年度の端末市場は4,480万台と見込まれ、このうち74%にあたる3,310万台が新世代の3G端末となると想定している。出典:MM総研MM総研がまとめた国内携帯電話端末出荷概況調査によると総出荷台数は、02年度上期以来2年ぶりにマイナス成長となった。■CDMA2000 1XやFOMAなどの第3世代(3G)携帯電話端末市場は拡大しているものの、第2世代(2G)携帯電話が伸び悩んでいる。2Gサービス(PDC及びcdmaOne)の加入者数は04年9月末時点で6,123万人となり、04年3月末時点の6,483万人から半年間で360万人減少している。2Gサービスを解約したユーザーの大半は3Gサービスに加入しており、3G端末市場の拡大と2G端末市場の縮小は今後さらに加速する見通しだ。■メーカー間のシェア争いも激しさを増し、1位NECと2位パナソニックの差は急接近。追い上げる3位シャープや4位三洋電機の躍進で上位メーカーと下位メーカーの5位ソニー・エリクソン 6位東芝 7位富士通 8位三菱電機と差が縮まっている。■05年度には3G端末が74%に拡大04年度の携帯電話端末市場は前年度比12.4%減の4,390万台と予測される。市場後退の理由は昨年度の出荷激増がカメラ付き携帯電話への買い替え需要によるもので、それが一巡した結果、ユーザーの買い控えが生じているためだ。05年度も買い替え需要が中心となり、2Gから3Gへの買い替えが期待される。一方で、2Gの買い替え需要が急速にしぼみ始めており、加入者数が頭打ちとなってきたことから、今後数年は市場の急拡大は望めない状況だ。05年度の端末市場は4,480万台と見込まれ、このうち74%にあたる3,310万台が3G端末となる。