聯想集団がIBMのパソコン事業を買収
報道情報によれば、中国、アジア最大手のパソコンメーカーである聯想集団有限公司(Lenovo)とIBMは12月8日、LenovoがIBMのパソコン事業部門を買収し、売上規模世界第3位のパソコン会社を設立することで最終合意に達したと発表した。これによりLenovoは、IBMの企業向けPCのテクノロジーをコンシューマ市場向けに展開するとともに、中国、アジアに加え、グローバルなビジネス拡大を目指すとのこと。2004年1Q-3Qのシェア順位(トップ10)は次のとうりで、シェア競争中である。DELL(16.4%), HP(13.9%), IBM(5.2%), FUJITSU(3.8%), ACER, TOSHIBA, NEC, GATEWAY, LENOVO(2%), APPLE(1.9%) ほとんどの企業にとって、PC販売で安定した利益を出すのは難しい。大手PCメーカーの中でも、Dellだけは直販モデルと積極的な在庫管理で継続的に利益を出すことができている。メモリやディスプレイなどの部品では大きな価格変動が起きやすい。ほとんどのPメーカが中国や台湾の同じ設計・製造受託業者の多くを利用しているため、PCの差別化はこれまで以上に難しくなっているようだ。驚きであり今後このような得意分野に資源を集中させるグローバル経営が他の分野でも促進されるだろう。買収は大きなリスクがあるので、どのように成長するかを見守りたい。参照・出典:朝日新聞CNET JAPANITMEDIA