日の丸検索エンジン開発へ
経済産業省は16日、検索エンジンや情報解析技術を共同開発する産官学のコンソーシアムを7月に立ち上げると発表した。日立製作所、富士通、NTTレゾナントなど38の企業・団体が参加し、3―5年後の実用化を目指す。検索エンジンは世界的にもグーグル、ヤフー、マイクロソフトの3強にほぼ集約されてきた。検索対象が文章から画像、音楽、動画などへ広がるなか、今後の産業発展の鍵を握る検索関連技術を日本が独自に持つべきだと位置づけて、日本の競争力向上を狙う。日本ではNECや東芝などが独自の検索エンジンを開発、以前はポータルサイトなどに応用していたが、コスト増などの理由から現在は実質的にグーグルのエンジンを利用。国産の検索エンジンはNTTレゾナントの提供する「goo」だけとなり、「goo」もコストのかかるデータベース部分をグーグルに切り替えた。ヤフーやマイクロソフトはグーグルに対抗して独自のエンジンを開発し、3社間の激しい競争が続いている。発起人には、NTT、NTTレゾナント、NEC、日立製作所、富士通、シャープなど検索関連技術に取り組んできた国産メーカーの役員が名を連ねる。また、検索関連技術の研究を進めている東京大学や早稲田大学などからも加わった。参加団体は6月16日時点で38団体で、正式発足後に広く募集する。出典・参考http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002016062006http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060616/241149/