KDDI、第1四半期決算は増収増益
KDDIの07年度第1四半期(4-6月)は、携帯電話事業の好調が寄与して売上高、各利益とも過去最高となった。携帯電話の料金引き下げを9月に実施するが「値下げによる減収幅200億円は織り込み済み」(小野寺正社長兼会長)とし、通期の見通しは当初予想を据え置いた。携帯電話市場は今後価格競争が本格化する見通し。しかし「利益率が向上しており、値下げが業績に与える影響は軽微」として、通期の見通しは維持する方針。また総務省が携帯電話の販売手法の見直しを求めていることについて「どうすれば携帯電話メーカー、販売代理店への影響を少なくできるかを考えている。当面は端末の調達台数を変える気はなく販売奨励金をゼロにするつもりも毛頭ない」と述べ急激な販売戦略の見直しはしないとの考えを示した。営業収益は前年同期比5.7%増の8,441億円、営業利益は同15.6%増の1,409億円、経常利益は16.6%増の1,427億円、当期純利益は9.0%増の825億円となった。 第1四半期のARPUは、音声ARPUが前年同期比490円減の4,350円、データARPUは110円増の2,080円。合計で前年同期比380円減の6,430円となった。「WINの契約者が増加しており、データARPUは順調に伸びている」という。 出典:http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200707240012.htmlhttp://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/35601.htmlhttp://www.kddi.com/corporate/ir/presentation/pdf/kddi_070723_main.pdf