EUが携帯音楽プレーヤーの音量に安全基準
欧州連合(EU)の欧州委員会は携帯音楽プレーヤーの音量規制づくりに乗り出した。大音量の音楽を長時間聴き続けて聴力低下や難聴になるのを防ぐため、官民で安全基準を作成。メーカーに順守を求める。一定の音量に達すると、画面上で警告を表示する仕組みなども想定している。 安全基準は携帯音楽プレーヤーや、音楽を聴ける携帯電話が対象で、専門家らが企業や消費者団体と共同で策定する。欧州委によると、欧州では約1000万人が携帯音楽プレーヤーが原因で、聴力に何らかの障害を抱えるリスクがあるという。 欧州委はメーカーに一定の音量制限を求めるほか、一定音量を超えた場合に利用者に警告するよう促す。音量自体を制限するわけではないが、クネワ欧州委員(消費者保護担当)は「消費者がリスクを把握できる仕組みが必要」としている。出典:http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090930AT2M2902T30092009.html