ボッシュ横浜研究開発センター拡張工事が正式オープン
自動車機器、産業機器、消費財・建築関連分野におけるテクノロジーとサービスのグローバルサプライヤーであるボッシュ・グループは、横浜にあるボッシュ株式会社の研究開発センターを拡張し、2010年6月15日、正式に開所しました。 43億円を投じた拡張工事により、ボッシュの横浜の拠点は総床面積が倍増して21,000平米に、また働く従業員数も2007年の約520名から、ほぼ1,000名に増加しています。拡張に際しては、太陽光を自動的に調節して、すべての従業員に快適な職場環境を提供するブラインドを採用するなど、消エネにつながる最先端の建築技術を駆使しています。なお、この横浜事務所には、さまざまなボッシュ自動車機器テクノロジーに携わる事業部が所属しています。「ボッシュは1911年からすでに日本に進出していますが、横浜の拠点が拡張して開所するということは、日本におけるボッシュの事業を持続的に強化するという意味でも重要なできごとです。横浜の研究開発センターの拡張によって、将来にわたり日本のお客様の個別の要求を、さらに満たしていくための、そしてシャシー・システム事業部とガソリン・システム事業部の新しいプラットフォーム開発プロジェクトを進めていくための、理想的な体制を整えることができました」と、開所式を陣頭指揮したシャシー・システム・コントロール事業部長ヴェルナー・シュトルト(Dr. Werner Struth)はこのように述べました。安全なドライビングの実現に向け、横浜という拠点は、乗用車とモーターサイクル用 ABS のボッシュ・グループのコンピテンスセンターとして、世界的な製品開発を担っています。1978年にボッシュが市場に導入した ABS は、最新乗用車では今や標準装備となっており、世界的な装備率は76%に達しています。世界中の安全の専門家たちが ABS を現在のところ二輪車には最も効果的なセーフティシステムであると定義づけていることから、モーターサイクル用 ABS の需要も増加しています。ただし ABS を装備しているモーターサイクルは、今のところ全世界で100台に1台の割合です。出典:http://www.bosch.co.jp/jp/press/rbjp-1006-02.asp