ソフトバンク、無停電基地局2200カ所新設 2年で1兆円投資
ソフトバンクモバイルが来年度末までに、停電時も24時間以上稼働する携帯電話基地局を2200カ所新設することが7日、分かった。海沿いの基地局は津波にも耐えられるよう高台に設置し、自家発電装置または大型バッテリーを備える。NTTドコモも同様の無停電基地局を1900局に拡大するが、ソフトバンクはそれを上回る。衛星回線を用いた移動基地局も現在の10倍の100台に増設し、災害時の携帯網の信頼確保を目指す。 ソフトバンクは、東日本大震災でドコモやKDDIに比べて基地局やネットワークの復旧作業が遅れ、通信設備の脆弱(ぜいじゃく)さが指摘されていた。これを受け、ソフトバンクの孫正義社長は5月の決算記者会見で、「2年で1兆円を投資する」と明言。2社に比べて見劣りするネットワーク設備を抜本強化することにした。出典:http://www.sankeibiz.jp/business/news/110608/bsj1106080503000-n1.htm