スマホ連携機能、遠隔操作など業務用拡大
業務用のカメラや複合機などにスマートフォン(高機能携帯電話)との連携機能を導入する動きが拡大している。インターネットなどを通じた遠隔地から機器の操作管理にスマホを活用するもので、従来の専用装置を使った遠隔管理システムに比べて初期導入費用を低く抑えられるメリットがあるという。メーカー各社は、汎用(はんよう)性が高く利用者が急拡大しているスマホとの連携で新たな需要を喚起する狙いだ。 ソニーはスマホで遠隔操作できる業務用ビデオカメラの新製品を9月20日から売り出す。 新製品は、別売りの無線機器を取り付けることで、米アップルの「iOS」、米グーグルの「アンドロイド」といった基本ソフト(OS)を搭載するスマホやタブレット端末との連携が可能になる。 スマホを使って録画やズームなどの基本機能を操作できるほか、1人で複数のカメラを運用管理できるため、低予算の番組撮影や結婚式場などでの利用が見込まれるという。販売価格は67万2000円。 シャープが販売しているデジタルカラー複合機は、システム利用やデータ管理をネットワーク経由で行うクラウド機能を使って、スマホやタブレット端末と連動。外出先からの印刷操作や、データの閲覧ができる。出典:http://www.sankeibiz.jp/business/news/120731/bsb1207310501000-n1.htm