高速通信タブレットの競争激化
DDI(au)とソフトバンクモバイルは30日、米アップルの小型タブレット(多機能携帯端末)「iPad mini(アイバッドミニ)」と新型iPadを発売した。高速通信サービス「LTE」を使える機種を扱う。KDDIは初めてiPadを発売。NTTドコモを含む携帯大手3社がそろって高速通信対応タブレットを扱うことになり、販売競争が激化しそうだ。 「日本でもタブレット市場が拡大する」。KDDIは30日に都内で発売イベントを開き、田中孝司社長が販売拡大への意欲を示した。光回線などとセットで契約するとiPadの定額データ通信の基本料金を割り引く仕組みで拡販する。 ソフトバンクモバイルも都内で開いたイベントで宮内謙副社長が「(iPad販売の)経験があり、色々な使い方をお客に提供できる」とアピール。来年1月末までにMNP(番号持ち運び制度)で同社スマホなどを契約すると、iPadの一部機種を2年間実質無料で使えるキャンペーンを1日から始める。 iPadを扱わないNTTドコモも高速通信対応のタブレットで攻勢をかける。日本マイクロソフトと提携し同社の新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」を搭載したタブレットの法人需要を開拓する。米グーグルや米アマゾン・ドット・コムなどの電子書籍端末の新製品も相次いでおり、タブレット商戦が活発になりそうだ。出典:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD300HG_Q2A131C1TJ2000/