ドコモ、赤字覚悟の戦略転換
NTTドコモが契約数の増加に頼った成長戦略を大きく転換した。格安タブレットを窓口としたコンテンツ販売の強化へ舵を切る。赤字を覚悟した「巨人の決断」でタブレットの販売競争が一段と激化しそうだ。「戦略的な商品。(米アマゾン・ドット・コムの)『Kindle Fire(キンドルファイア)』より、お求めやすい価格で提供する」--。1月22日、NTTドコモの加藤薫社長は新製品発表会で、格安のタブレット端末の投入を宣言した。 3月下旬に発売するのは、中国華為技術(ファーウェイ)製の「dtab(ディータブ)」だ。OS(基本ソフト)に米グーグルのアンドロイドを採用し、10.1型の液晶ディスプレーや4つのCPU(中央演算処理装置)コアを集積したクアッドコアプロセッサーを搭載する。 通常の販売価格も2万5725円とお手頃だが、同社のスマートフォン契約者で動画配信サービス「dビデオ」(月額525円)を半年間契約するユーザーには、キャンペーン価格として9975円で提供する。コスト競争力の高いファーウェイの端末を採用することで、破格の値段を実現できた。 出典:http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130131/243102/?bpnet&rt=nocnt