大和ハウスがロボットで描く未来
大和ハウス工業はロボット、農業など新規事業に力を入れ始めた。少子高齢化社会に役立つ商品・サービスを増やし、中期的には各事業をそれぞれ1000億円単位の規模に拡大させる。100周年を迎える2055年に10兆円企業という夢に目がけて、新規事業を達成の足掛かりとする狙いだ。「あす不可欠の」事業を創出していくことをスローガンにしたい。この表現は、安全・安心、スピード・ストック、福祉、環境、健康、通信、農業の頭文字から付けた。 新規事業としての種をまいている代表例がロボットだ。現在、寝たきりの人の排せつを助ける「マインレット爽(さわやか)」や、歩行の機能回復を支援する「HAL」、セラピーに役立つ「パロ」などを扱っている。 日本の人口に占める75歳以上の比率は現在12%台だが、2025年には18%台、2055年には27%近くまで上昇する見通しだ。介護する側もシニアという、老々介護が迫っている。少子高齢化時代に貢献できるものを提供していく。出典:http://www.nikkei.com/article/DGXZZO62179880W3A101C1000000/?n_cid=DSTPCS003