フォードは、何千kmも離れた場所からクルマを遠隔操作する
フォードは、何千kmも離れた場所からクルマを遠隔操作する技術を試験している。自律走行車と比べると地味だが、使い方によっては、ずっとローコストで役に立つ代替案になりうる技術だ。米国の自動車メーカー、フォードが、既製の部品とごく普通の4G LTE接続を使って、何千kmも離れた場所からクルマを運転する技術を試験している。ドローン(無線操縦機)の自動車版と考えればわかりやすいかもしれない。フォードがシリコンヴァレーに設けた新しい研究開発拠点「リサーチ&イノヴェイション・センター」で、ソフトウェアエンジニアのスディプト・アイチが向かっていた机には、3つのコンピューターモニター、ゲーム用のステアリングホイールとペダルが備えられていた。アイチ氏はそのアクセルペダルを踏み込んで、ジョージア工科大学の駐車場にあるゴルフカートを、いとも簡単に運転してみせた。同大学があるジョージア州アトランタは、およそ3,800km離れている。このシステムは、将来のクルマに搭載されるかもしれないアイデアを研究するため、フォードが取り組んでいる25の「モビリティー実験」のひとつだ。出典:http://wired.jp/2015/01/30/fords-remote-control-car/