格安SIMサービスの利用者満足度調査、トップに選ばれたのは?
スマートフォンやタブレットの月々の通信料を削減する手段として定着した格安SIMサービス。利用者は果たして、サービス内容に満足しているのか?MMDLaboは、同社が運営するMMD研究所にて、「2016年6月格安SIM利用者・検討者シェア調査」を実施。格安SIMサービス利用率上位8サービスの利用者の15歳から69歳の男女1638人を対象に、「2016年7月格安SIMサービスの利用者満足度調査」を行なった。■格安SIM利用率上位8サービスの利用者のデバイスはスマートフォンが8割を超える利用しているデバイスとプランの組み合わせを聞いたところ、8サービス全体で53.1%が「スマートフォン・音声プラン」と回答。「スマートフォン・データ通信プラン」が29.1%、「タブレット・データ通信プラン」か?9.2%で続いた。格安SIMサービス別でみると、楽天モバイル、イオンモバイルは「スマートフォン・音声プラン」の組み合わせが他のサービスの組み合わせよりも高く、ともに7割を超えた。■格安SIM利用率上位8サービスの利用者満足度は約70%次に格安SIMサービスの満足度を聞いたところ、8サービス全体の総合満足度は、「とても満足」と「やや満足」を合わせ、70.7%だった。格安SIMサービス別では、IIJmio利用者の満足度が最も高く78.6%。mineoとDMM mobileが同率で72.1%、OCNモバイルONEが70.5%で続いた。■利用している格安SIMサービスに決めた理由は、「月額料金の安さ」「データ繰り越し」「通信速度の速さ」が上位利用している格安SIMサービスを選択した理由を複数回答で聞いたところ、「月額料金が安いと思った」が最も多く81.0%。「データが繰り越せる」が31.4%、「通信速度が速いと思った」が25.6%、「大手で安心ができると思った」が23.4%で続いた。格安SIMサービス別に上位5位までの回答を見てみると、どのサービスも「月額料金が安いと思った」か?1位で共通しているが、2位以下は楽天モバイルが「ポイントたまる」、OCNモバイルONE、BIGLOBE SIMは「大手の安心感」、IIJmioは「WEBの記事での評判が良かった」、mineoは「複数のキャリアから選べる」なと?、サービス別の特徴が出る結果となった。■通信速度に遅さを感じることが多いのは、「サイト閲覧」「動画のダウンロードやストリーミング」「アプリのダウンロードやアップデート」格安SIMサービス利用者に、利用している格安SIMサービスの通信速度の遅さにストレスを感じるかを聞いたところ、「よくストレスを感じる」(15.9%)と「たまにストレスを感じる」(48.7%)を合わせ、8サービス全体で64.6%が通信速度の遅さにストレスを感じていると回答した。次に通信速度に遅さを感じるときを聞いたところ、「動画のダウンロードやストリーミング(しない人を除く)」が最も高く66.4%。「インターネット検索・サイト閲覧(しない人を除く)」か?63.6%だった。調査の結果、格安SIMのユーザーは月額料金の安さを理由にサービスを利用し始め、満足度は概ね高いことがわかった。しかし、通信速度に関しては改善のよちがある。この点の不満が解消されれば、満足度はさらに向上することが期待できる。【調査概要】調査期間:2016年6月27日~6月28日有効回答:1638人楽天モバイル(n=205)、OCNモバイルONE(n=207)、IIJmio(n=205)、mineo(n=201)、BIGLOBE SIM(n=217)、イオンモバイル(n=193)、DMMmobile(n=212)、BIC SIM(n=198)調査方法:インターネット調査調査対象:上記格安SIMサービスのいずれかを利用している15歳~69歳の男女出典:https://news.nifty.com/article/item/neta/12125-285488/