自動運転時代 「持てる」デンソーの未来
デンソーは28日、カーナビ大手、富士通テンへの出資比率を10%から51%に引き上げ、同社を子会社にすると発表した。富士通が保有する株式の一部を10月に165億円で引き受ける。富士通テンの技術者を取り込み、自動運転などの開発を強化する狙いだ。 同日にはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」などの分野で東芝との協業関係の強化に向けた話し合いを始めたことも発表した。前日の27日は排ガス浄化部品などを手掛けるイビデンと資本業務提携することを決めている。一部は既に基本合意していた案件が具体化したものだが、それでも異例の提携ラッシュといえる。 ここ数年の動きに目を向けても自動運転車の「目」となる画像センサーの分野でソニーと提携している。16年末にはNECとも協力することを決めており、「自前主義にとらわれず、必要な分野では外部企業と積極的に手を組んでいく」(デンソー幹部)との姿勢が鮮明だ。出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28IIZ_Y7A420C1000000/?dg=1&nf=1